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令和5年の落ちギスの状況と活性判断について [釣り雑感]

 令和5年1月、東京湾内の落ちギス場の水温は順調にだらだら下がって表面が10℃台になってきました。釣り場は中ノ瀬をメインに攻めている船が多いですが木更津沖を攻める船もあります。木更津沖といっても中ノ瀬北東部に近いといえば近い沖なので両釣り場は水温的には差はないと思います。おおよそ20mの底でデータ的には+2℃なので12℃前後ということです。1日の中で時間帯で底の水温の上下はあるようではあります。先週、1月29日段階でまだ魚は激渋にはなってないのが現状です。活性として平均的に渋いのは渋くて居食い状態の魚が多いので、結果的に釣りが粗いとアタリが全然ないとか釣れないとかぼやき気味あきらめ気味な人を傍目に繊細に精度よくやる連発モードの人がいたりして釣果差の振れ幅が大きい傾向なのが事実です。

 魚の活性判断(この落ちの時期の渋さの判断)は以下のようなことを目安にします。胴突き仕掛けの釣りが通常は有利になることが多いです。

①アタリの強度:居食いなら渋いほど理想的なゼロテンション待ちでもアタリがでないことも多いです。聞き上げながらアタリ(サワリ、違和感)を感知にいくわけですが、マイナステンションなら錘持ち上がらないようにゼロテンショまで張りながら感知にいくとか。待ち方、張り方、聞き方の調整がまず重要です。

②掛けて巻き上げ中の引きの強度、抵抗力:基本的に夏場のように泳ぎ回ってエサを探していないと思われます。一所にじっととどまって目の前にきたエサだけを捕食するイメ-ジです。だから一定の止めの間を作って違和感なく吸い込むことを促せる胴突き仕掛けが向きます。泳ぎまわっていないので渋くなるほど引きが弱くなります。

③これは②と関連していますが極端に低活性、激渋時にみられる現象で目が飛び出すかどうか:泳がず抵抗力がほぼないため巻き上げ方向に頭が向いたまま真っ直ぐ上がってきて引きあげられてしまような状況です。底で掛けた時に反転して引きが伝わるようなこともかなり弱いです。20m程度の水深でも底でひたすらじっとしてるので巻き上げ時の水圧変化に耐えられないのでしょう。

④これは番外ですけど脂の乗り具合:帰ってさばいての話です。今はまだ脂がそれなりに十分乗ってるいますが、MAXの乗り具合は過ぎたと判断しています。腹膜についてる筋状?の白い脂の固まりが減ってる個体が増えてきているからです。だんだん脂が抜けていくと2月は活性が下がっていくような状態になり、やがて魚が凍りついているかのような本当の激渋がやってくるのです。

 2月に入りまだ表面は10℃台を保っています。だいたい水温が底をうっているような時期でもあるのでこの冬は1桁台の水温にはならないかなとも希望的に思っていいます。それによってあまり極端に激渋にならないかもしれません。まあそれでも現状よりは渋くなっていっていくのが通常です。さてどうなるか。

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最近使っている胴突き仕掛けの仕様 [釣り雑感]

 まず一言、釣り用語的に漢字は「胴突き」が正しいのですよね。「胴付き」ではなく。

 以前からブログを読んでいただいている方はショ-トハリス30cmで効果がある場合があることはご存じかと思います。このハリスの長さで2本針仕様にすると幹糸の上下のハリスを出す位置の間隔(枝間)を詰められるので現在は35cm間隔にしています。ショ-トハリスはアタリの感知度を原理的にあげることが目的の一つの理由ですが、潮っ気のない時に有効な長さだったりすることがあるようです。もう一つの狙いは胴突き2本針の一荷率を上げることができるだろうということで始めました。

 ショ-トハリス30cm/枝間35cmが炸裂したのはこの日でした。
https://shirogisu-fune.blog.ss-blog.jp/2015-01-18

 この日は上針の上に幹糸がある仕様だったので全長が長いですが、現在は以下のような仕様でやっていいます。この仕様自体はすでにブログのどこかに書いてありますがおさらいです。

 幹糸は1.5~2号でハリスは1号です。仕掛け部分は上から、「ヨリ戻し」の直下に詰めた位置にクロスビ-ズ(ダイワのSサイズ)「ここから上針エダス」、幹糸間隔35cmでクロスビ-ズ(ダイワのSサイズ)「ここから下針エダス」、捨て糸10cmで「スナップ付きヨリ戻し」です。これで、錘まで含めた全長で50cmぐらいになります。捨て糸は現場で状況によって5cm程度までつめたりチュ-ニングすることがあります。

 私はリ-ダーに「スナップ付きヨリ戻し」をつけていることが通常です。目印とトップガイド保護を兼ねて2cm程度のゴム管を「スナップ付きヨリ戻し」の上部に被せて固定します。リーダ-と仕掛け上部の「ヨリ戻し」は直結で良いわけですが、オマツリ対処と胴突き仕掛け(2本針でも1本針でも)と天秤仕掛けを交換するのも簡単で速いからですね。そんな時間が釣果に響くわけではないと言われればそれまでですが。(笑)この連結方法で胴突き2本針の上針ハリスが「スナップ付きヨリ戻し」と「ヨリ戻し」の部分に極端に絡むとかよれるとかはほぼありません。エサさえ細目でチョン掛け気味にすることがトラブルを誘発しない肝です。太いエサは断面的に抵抗を受けるので1本針でもよれやすい経験してますでしょ?

 胴突き1本針の最近の仕様は手抜きかもしれせんが、仕掛け部分「ヨリ戻し」をつけずに八の字結びでチチワ(1cm以内ぐらい)を作り45cmの位置にクロスビーズ、捨て糸15cmで作ります。これで錘までの全長が60cmチョイです。ハリスは40cm想定で替えハリスを結んでおいて状況次第で詰めたり、捨て糸は5cm程度までつめたりチュ-ニングすることがあります。冬場とかは現場で替えハリス結ぶのがつらい時もあるかな?手先と老化と共に目の問題ですが、場合によっては針までセットした仕掛けを全体の予備を十分用意しておくとかでもよいわけです。

 胴突き仕掛けの全長を短くすることで投げやすいメリットが得られることにもなります。よく胴突き仕掛けは錘の位置が竿先から離れているから投げずらいということを見たり聞いたりしますが、振り子にして錘の重さを竿先の反発力に伝える投げ方ができていないのが原因です。普通の距離はそれができれば十分に投げることができます。天秤では可能な錘の垂らしを短くして竿全体の振りで投げる習慣がつきすぎていると胴突き飛ばないとなるのかな?投げ釣りで飛ばすには垂らし短くなんてないですよね。船の限られた範囲で投げるので垂らし短く竿全体の振りのほうが飛ばしやすいかもしれませんが、でも50m投げなきゃみたいな特殊な状況はほぼないので安全第一を考えて考えてバランスよくやりましょう。

 リ-ダー側の「スナップ付きヨリ戻し」を外して、胴突き2本針、1本針、天秤仕掛けをすぐ交換できることになります。原理的に当たり前です。

 胴突き仕掛けの場合にリーダ-に直接クロスビーズを付けると1本針の場合は錘までの垂らしを20cmぐらいにできるから竿全体の振りで投げやすいのは事実でしょう。2本針だと垂らしは50cmぐらいにならざるを得ないので上記の仕様とあまりかわらないでしょう。

 最後に余計なことを書きます。リーダ-直接のクロスビーズ1本針だと錘を連結するスナップ付きヨリ戻しの付けかえで胴突きと天秤の交換が速くてメリットあるみたいなことを見かけますが、ハリス切りますよね。私のやり方でも胴突き仕掛けと天秤仕掛け両方用意しておいて即交換できますよ。こういうの「50秒100秒」って言わないね。「5秒10秒」ぐらいかな。(笑)


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2022年(令和4年)明けましておめでとうございます。 [釣り雑感]

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もシロギス釣り主体で頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 昨年は2年目のコロナ禍で緊急事態宣言や蔓延防止措置などでいろんな要請があり、すべての釣行記をアップできていませんがどこかでまとめて記録はアップしておこうと思っています。忘れた頃になってしまう可能性ありですが。

 2021年(令和3年)は1年単位でみると年明けの落ちギス期は束釣りもあり次第にさらに盛り上がってくるかと思いきやダウン傾向となりました。その後は5月の浅場移行期は意外に早めに上昇気配がでてきたため、この段階でもまた次第にトップシーズンで盛り上がるはずと思っていたのですが不安定なアップダウンを繰り返しました。6月から夏場にかけて断続的な青潮による貧酸素状態が繰り返されたことで産卵期の魚の集中が起こり切らずに移動と散らばりが繰り返されたのではないかと思っています。自身では浅場で最高162尾(束釣り5回)を記録しましたが、その状況が翌日にガラッと変わって気配なしの低調のような繰り返しでした。秋の端境期は秋ならこのぐらいかという推移となり、水温低下とともにプレ落ちでかたまって数が上向くはずと再び思っていたのですが、これまた期待通りにはいかず年末にかけてダウン傾向の苦戦モードとなってしまいました。

 というわけで、2022年(令和4年)は厳しい落ちギス釣りになるはずです。前年の全体的魚影はそれ以前の20年間ほどと比べると結果的にはかなり少なかった可能性はあります。ただし、大昔の話をしてもあまり意味がないかもしれませんが、事実として昭和の終盤頃~平成10年頃までにはもっと釣れなかった年が何度もありました。20年間ほどのシロギス安泰な良き時代、その中にバブルが10年間ほどあり、さらにその中に異常な超バブルが数年あり、そのような時代の流れからすると現状はかなり厳しく感じられますね。ひとまず現状はシロギス釣りの基本を見直してじっくりシロギス釣りに向きあうといった感じでしょう。5月以降の浅場への移行期で盛り上がってきてくれることを期待しつつ。

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2021年浅場トップシーズンは盛り上がらないまま秋へ [釣り雑感]

 8月初めに105尾、お盆に117尾と束釣りがありましたがきっかけにはならずでした。各船は東側(浅場から深めまで)と中ノ瀬を攻めてとくに盛り上がりなく、竿頭相場で50~60といった推移でした。

 9月の初めに湾奥で青潮がでて解消されるまでに1週間ほどかかったのかな?TVのニュースでも報道されるぐらいでした。まだ影響あるのかもしれません。東側浅場は見切って航路筋を攻めているようですが、竿頭相場が2,3割引きといった感じでしょうか。

 そんな状況なのでマニアックなシロギスつりになっています。今週末に台風が通過するようなので良いほうに活性化してほしいですね。
 
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2021年トップシーズンは読み切れません [釣り雑感]

 梅雨まっただ中で本来ならトップシーズン浅場の最盛期に突入してきてもよい時期ですが、今年の状況は今だになかなか安定してくる気配がなく読み切れません。過去を振り返ればそういう年もあるといえばそれまでですが、そんな年でも数日程度の短いピークが通常あります。でもそうだとそのピークに行けないこともありますね。

 東側浅場に限らず中ノ瀬や東側航路筋含めて、5月、6月と経過しても全体状況は相変わらずの乱高下です。むしろ7月はさらに不安定になっているかもしれません。そしてどこでも全般に型が良くピンギスがほぼ出ていない状況です。

 そんな中でも6月初めと下旬に盤洲で束釣り3連発(162、108、133)した人もいるにはいるのですが。(笑)それをきっかけに安定してくる感じはほぼないといったところです。修行に励むシーズンか?良い日に当たることを祈ってその日を全集中で楽しみましょう。


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またまた延長 [釣り雑感]

 令和3年4月25日から5月11日の予定で始まった第3回目の緊急事態宣言は、5月31日までに延長され、6月20日までに再延長となりました。緊急事態宣言と蔓延防止重点措置でいろいろ微妙な自粛でよろしくない空気が漂うコロナ2年目、はやく平常っぽくなってほしいです。遊漁船業界に営業自粛が要請されていないのは救いかな。とはいえ不要不急とか県境跨ぎに関するモヤモヤ感がいっぱいなので、ブログ更新も微妙にモヤモヤ感が漂うので滞っている今日この頃です。ご理解ください。

 沖で釣り時間の延長、再延長なら私はまったくウエルカムですけどねぇ。(笑)

 さて、東京湾のシロギスの全体的状況はというと、まったくもって不安定の一言につきます。同じ日の竿頭釣果で30~束超え(たま~に)と大差がつきます。GWぐらいに浅場で1束超えなどの釣果もあり今年は浅場で早めにトップシーズン突入かと思わせて、その翌日はダメで探索とかムラが激しいです。各船各船長で場所も狙う水深も思い思いに散らばり傾向かと思います。前日に良くても翌日はあてにならないような情報も多めです。中ノ瀬周辺は赤クラゲがさらに増え(東側の航路筋や西側のアジとかコチの場所も時に多いような)、ところにより水クラゲもでているようです。クラゲも避けながらの釣りになりますね。一番クラゲが少ないのは東の際の浅場ですがもう少し様子見なのかなぁ。

 相模湾も先週から1束超え釣果がでだしたので、東京湾も6、7月のトップシーズンに期待しましょう。
   
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水温12℃凸凹、激渋は脱して上向き [釣り雑感]

 首都圏の緊急事態宣言は解除してほしいですね。3月に入り水温12℃凸凹となり一時の激渋は脱して上向きとなっていると思われます。安定を求めてはいけない時期ですが日によっては相対的に良さげな日も出てきています。

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アタリをとるために竿の安定性を保つ「両手で!」 [釣り雑感]

 現時点の水温は10℃台、この冬の水温は底をうったようで1ケタ台まで下がることはなさそうです。2月の2週目前後から平均的には激渋モードといってよいような感じに見ています。

 激渋だからということではなく私にとっては1年中のことですが、アタリ(特に微妙な違和感やモタレ系~小さく弱い前アタリ系)をとるために必要なのは竿の安定性を保つことだと思います。この点について改めて見直すということで書いておきます。釣りに行けずにYouTubeを見る機会が増え、はたとカワハギの「スナイパー釣法」もそういうことなのだと思ったこともありまして。

 シロギス釣りは超LTなので普通に見かける釣っている時(誘いの時、アタリ待ちの時)の竿の持ち方は片手が多数派でしょうか?竿(リールと一体として)に対して支点が一か所、それでライン調整と回収の時だけリールのハンドルを持つので竿に対して支点が二か所的になる。的としたのはここでは巻いてるだけだからです。

 これに対して私(もちろん私だけではないです)は釣っている時(誘いの時、アタリ待ちの時)に竿を「利き手の右手(ペンシル持ち)で一か所」「左手をリールのハンドルで一か所」の合計二か所で常に持ちながら一体的に操作しています。某動画でもご覧いただけるとおりです。この二か所で竿の安定性を保っていること、さらに言えば右手と左手と竿先(錘とラインの重み)の三点で細長い三角形ができてその竿先を安定させることで「アタリをとる」感度を上げていることが重要だと思っています。安定した竿先の操作によって得られるすべてのアタリ(情報)を体にしみこませていくことで、これまで取れなかった見えなかったアタリが取れるように見えるようになってくることがあると思います。私自身も今までに「えっ!これがこんなのがアタリなんだ。この違和感もか。」そんな経験をしてきています。

 リールのハンドルを持っていることのもう一つのメリットは「巻き合わせ」です。潮と船の相対的な関係でラインが弛みやすい状態などの時には竿の操作で合わせきれない場合(聞き上げきったところでアタリ感知とか)には「巻き合わせ」がすぐにできます。

 最後にざっくりといえば「シロギス釣りはメリハリと繊細さとしなやかさのバランス」というところです。特に渋くなればなるほどです。


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2020~2021年落ちギスシーズンはこのままプレ落ちは無しかな? [釣り雑感]

 多くの方々にブログをご覧いただきありがとうございます。日々の閲覧数は1000以上、最高で2000近くになったりしています。想像するに落ちギスの様子が気になっているのではないでしょうか。落ちギスの実釣情報を発信していきたいところですが実は初釣りをして以来、すぐに緊急事態宣言が発令されたことで釣りに行っていませんので悪しからず。

 関東の釣船(船宿毎に定員減、検温、消毒、マスク着用呼びかけなどの対応)でコロナ感染は知る限りではでていないので、船上(屋外)は密ではなくマスクをしての会話は最小限で感染リスクは非常に低い(ただしゼロリスクではない)ということが約1年間のエビデンスとして蓄積されたと言ってもいいのかと思います。だからと言って私が船釣りは安全ですから釣りに行きましょうと言えるわけではないですし、ご存じの方はご存じのとおり私の本業の関係で今のコロナ包囲網的状況下で限りなく低いがゼロリスクではないことを考慮したら釣りは自粛とせざるを得ないのです。
 「車で行き返りの立ち寄りなし(休憩や食事など)、マスク+消毒の徹底、船上ではソーシャルディスタンス(キス竿ディスタンス)と最小限の飲食と会話」ならば船釣りは1000%安全と誰か言ってくれないかな。(爆)2月7日に宣言解除されることを願っています。

 ということで船宿の釣果情報とコメント及び信頼できる現場の生情報に私のこれまでの経験を加えると高精度に状況は把握できます。今期(前年初冬~現在)の落ちギス状況をどう判断しているか書いてみます。
 
 まずは私が釣ったとして今どのぐらいの数を見込んでいるのかから、ズバリ1束前後(1本竿で1束攻防戦)です。場所としては年末から木更津沖周辺、中ノ瀬周辺(瀬の上と中ノ瀬航路を渡った富津側)です。実際の釣果を見れば先週末までの3週で上位の釣果は80~1束程度と落ち込みはないです。2本竿の釣果が大幅に伸びるような状況でもなく1本でも2本でも竿数に応じた釣りができていれば大差はないと思っています。これは年末から同じことです。船によって(釣り手)によって竿頭釣果で30~100までのような大差がつくことも変わっていません。これは経験と攻略度の違いがもろに出ている「落ちギスモード」主体だからです。

 つぎに今の落ちギスのモードをどれぐらいで想定しているかですが、落ちギスをザックリと易しいほうから3段階「プレ落ちモード」、「落ちギスモード」、「激渋モード」にわけて考えます。

「プレ落ちモード」とは仲間内での造語です。本格的な落ちギスモードの前だからプレ、越冬準備の荒食いなのでプレです。早い年では晩秋11月の中旬以降、近年は遅い傾向で12月下旬から1月初めに20m前後~25mぐらいの水深に魚が集結し魚影が濃くなり食い気が上がって数釣りモード(目安としてトップは2束の釣果)になることです。昨シーズンは1月に入っていきなりスイッチが入り始め、船団で流していれば2束アップの船多数でした。魚影が濃いと競ってエサを食うためかそこそこに高活性で竿先に明確系の分かり易いアタリがでる確率が高いです。プレ落ちの始まりなら天秤仕掛けでも十分に勝負になりますし、むしろ胴突きより一荷率は高いでしょう。水温低下に伴いアタリの強度が弱くなっていくにしたがって(居食いでアタリをださないことも)胴突き仕掛けが有利になりますが数は釣れます。

 今シーズンは年末からすでに居食い度が高めで胴突き有利であり、魚の密度もそれほどあがらず数も伸びてこないまま推移しています。年によってはトップで2束の釣果にならない魚影のこともありますが、スイッチが入った食い方への変化は確実にあります。この様子だと今シーズンはこのままプレ落ちは無しかな?

「落ちギスモード」今はまさにこれです。例年なら「プレ落ちモード」が終わってから本格的な「落ちギスモード」になるのですが。所謂「渋楽しい」~「難面白い」釣りで、ほとんど居食いの魚が多い中でいかにアタリを出すか、いかにアタリを感知できるか、いかに掛ける率をあげるかテクニカル要素いっぱいの釣りです。ただし、居食い度は高くてもエサを追わないだけで、目の前のエサには口を使ってくるそれなりの食い気はあるので黄金パターンにハマればお一人様入れ食い状態なんてこともありえます。釣り方次第で攻略する余地のある食いということです。ただしそれが長時間続くことは少ないので所謂時合的なものや潮の変化などのきっかけ、ちょっとした要因をとらえて連発モードに増幅させて、短時間でもメリハリのある速攻(例えば20分で15尾とか)で稼げたりします。

「激渋モード」水温が落ちきった2月中旬~3月ぐらいに「落ちギスモード」から難攻不落な極低活性に一時期なります。端的に言えば居食い度全開、吸い込み極弱、巻き上げ中にほぼ引かない、掛けるタイミングがバラバラでバレが多発するような状況です。低活性の指標は魚が水圧変化に耐えきれず目が飛び出し気味になることです。近年は「激渋モード」の期間は比較的短い傾向ですが。

 そして通常だとこの後に春の潮への切り替わりでターンオーバーが起こって不安定な状況になっていきます。

 ではなぜ、今シーズンは「プレ落ちモード」にならないのか?単なる仮説の域は出ませんが、11月にフォールターンオーバーというこれまでに経験のないことががあったことをすでに書きましたがそれが影響した可能性はあります。
https://shirogisu-fune.blog.ss-blog.jp/2020-11-29

 10月までの釣れ方からして前シーズン並みに十分に魚はいました。釣果も十分にでていたので今年は久々に早めの「プレ落ちモード」になるのではないかと期待していたぐらいでした。そこへターンオーバーが数週間続きました。その時の釣れ方と場所の推移を考えるとおかしな魚の動きがあり魚が散らばってしまったのかな?ターンオーバー中の11月中旬から、ターンオーバーがおさまった後の12月中旬ぐらいまで、木更津沖のある範囲から下手方面のそれまで好調に釣れていた場所から魚が一気に動きました。あんなにいたのにもぬけの殻みたいに型見るのがやっとな場所ばかり。私はその期間は巡り合わせで下手展開で探して釣っていたので、アレっ!この激変ぶりは何?と感じていました。その一方で木更津沖でも東上手展開していた船は釣果上昇で2束前後まででていました。そこは下手展開していれば見えないぐらいの離れた場所の平場16、17mでした。ターンオーバーで木更津沖のある範囲からそちらへ動いたのか、はたまた浅場の魚が押しだされてその周辺に集結気味だったのか、相乗効果か?とにかくそこは釣れていたのです。でもそこは場所的に水深的にプレ落ちではなくむしろ落ちに向かう一時的な滞在かな、結果的にはそこからも動きました。水温の下がり方が遅かったとはいえ近年このように遅い年もけっこうあります。前シースンもそうででしたが、その後にプレ落ちで居心地よく固まることが今シーズンはないのです。魚の気持ちは魚に聞かないとわかりませんが。(笑)

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2020年秋、フォールターンオーバー [釣り雑感]

 今年の秋は珍しい現象がありました。すくなくとも私は今までに経験がなく、釣友や船長さんたちも経験がないようだったので備忘録として書いておきます。

 2020年11月1日(日)に金沢八景・荒川屋にシロギス釣りに行きましたが、前日の模様が極端に悪くこれまでに釣れていた場所を転戦走り丸モードとなり釣果にならずだったそうです。その翌日の午前船でも4カ所で船中で型を見るのがやっと、どこも直前とはいえないですがかなり気配が良かった場所でさえまったくダメでした。5か所目でようやくここは良い感じに釣れるといった具合に場所ムラが激しすぎました。いくら落ちに向かう移動期とはいえ明らかにおかしかったです。原因は前日もそうだったとのことですがシロギスに限らず、所謂「汚れ」があって魚が口を使わなかったり「汚れ」が少しでも少ないほうへ逃げているのか、そんな関係で釣果がまとまらないのではないかということです。

 「汚れ」は海中に塵のような泥っぽいものが浮遊している状態のことです。この現象は春先にはお約束的に普通に起こるものです。極端な場合は魚探にも「汚れ」の層が映るそうです。魚群が非常に見えにくくなるなんてことがあるそうです。ラインに付着するとラインは茶色になり、ガイドにも貯まって付着します。なんとなく粘着性がある感じがします。11月1日(日)には塵っぽいもの以外に繊維状にまとまったようなもの(これは春に経験ないかな)がドロッと塊で流れてたりもありました。この春先と同じ現象は湾奥だけではなくやはり湾口部にも同時に発生していたことが各地の情報でわかりました。

 この現象は「ターンオーバー」と呼ばれるもので簡単に言えば上層と下層の潮に温度差ができて対流がおこることによるものだそうです。海底に体積していたヘドロ?的なものなのかよくわかりませんがとにかく下層の潮によってまき上げられてくるようです。詳しくはわかりませんが局所的に堆積したヘドロっぽいものや貧酸素っぽいものが拡散されてくるのかな?とにかく「汚れ」がでている状況での春先のシロギス釣りでは針にトロッとした「汚れ」が付着してくるような場所では経験的に釣れません。これが今年の秋にも起きたということでシロギスの場所ムラと釣果低迷もあったようです。ちなみにネットで調べたところフォールターンオーバー(と言うことも調べて司知りました)はブラックバス釣りで水深が深い湖ではあたりまえに起こる現象のようでした。海でも起こると書いてあったものもありました。

 今年の何時から起きたのか?釣友の話を総合すると10月末から発生していました。その後1週間続いた2週間続いてるぞなんて情報があり、私は東側海域(木更津~富津)で遭遇でしたが、中ノ瀬のスミイカ釣りでドロドロとか西側のタコ釣りでもドロドロに遭遇したとの情報があり、結局は全域に広がっていたようで約3週間経って解消されたように思われます。湾内の観測データ、表面水温だけで見るとこの間は19~18℃前後で極端に大きな変動はなかったはずです。気温も高めの11月で急激に冷えてもいないのにそれでもこのような現象が起こるのはちょっと不思議な気がしますが、起こったことは事実ですから自然はわかりませんね。

 海底地形と潮流の関係でスイートスポット的に「汚れ」がない場所にシロギスが集結し、それこそ層になって大魚群になってるような場所があるのか?その場所を探し当ててバクバク入れ食いに遭遇するなんてことがあるのか?「汚れ」がでたらギャンブルな釣りか。(笑)


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