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2020年秋、フォールターンオーバー [釣り雑感]

 今年の秋は珍しい現象がありました。すくなくとも私は今までに経験がなく、釣友や船長さんたちも経験がないようだったので備忘録として書いておきます。

 2020年11月1日(日)に金沢八景・荒川屋にシロギス釣りに行きましたが、前日の模様が極端に悪くこれまでに釣れていた場所を転戦走り丸モードとなり釣果にならずだったそうです。その翌日の午前船でも4カ所で船中で型を見るのがやっと、どこも直前とはいえないですがかなり気配が良かった場所でさえまったくダメでした。5か所目でようやくここは良い感じに釣れるといった具合に場所ムラが激しすぎました。いくら落ちに向かう移動期とはいえ明らかにおかしかったです。原因は前日もそうだったとのことですがシロギスに限らず、所謂「汚れ」があって魚が口を使わなかったり「汚れ」が少しでも少ないほうへ逃げているのか、そんな関係で釣果がまとまらないのではないかということです。

 「汚れ」は海中に塵のような泥っぽいものが浮遊している状態のことです。この現象は春先にはお約束的に普通に起こるものです。極端な場合は魚探にも「汚れ」の層が映るそうです。魚群が非常に見えにくくなるなんてことがあるそうです。ラインに付着するとラインは茶色になり、ガイドにも貯まって付着します。なんとなく粘着性がある感じがします。11月1日(日)には塵っぽいもの以外に繊維状にまとまったようなもの(これは春に経験ないかな)がドロッと塊で流れてたりもありました。この春先と同じ現象は湾奥だけではなくやはり湾口部にも同時に発生していたことが各地の情報でわかりました。

 この現象は「ターンオーバー」と呼ばれるもので簡単に言えば上層と下層の潮に温度差ができて対流がおこることによるものだそうです。海底に体積していたヘドロ?的なものなのかよくわかりませんがとにかく下層の潮によってまき上げられてくるようです。詳しくはわかりませんが局所的に堆積したヘドロっぽいものや貧酸素っぽいものが拡散されてくるのかな?とにかく「汚れ」がでている状況での春先のシロギス釣りでは針にトロッとした「汚れ」が付着してくるような場所では経験的に釣れません。これが今年の秋にも起きたということでシロギスの場所ムラと釣果低迷もあったようです。ちなみにネットで調べたところフォールターンオーバー(と言うことも調べて司知りました)はブラックバス釣りで水深が深い湖ではあたりまえに起こる現象のようでした。海でも起こると書いてあったものもありました。

 今年の何時から起きたのか?釣友の話を総合すると10月末から発生していました。その後1週間続いた2週間続いてるぞなんて情報があり、私は東側海域(木更津~富津)で遭遇でしたが、中ノ瀬のスミイカ釣りでドロドロとか西側のタコ釣りでもドロドロに遭遇したとの情報があり、結局は全域に広がっていたようで約3週間経って解消されたように思われます。湾内の観測データ、表面水温だけで見るとこの間は19~18℃前後で極端に大きな変動はなかったはずです。気温も高めの11月で急激に冷えてもいないのにそれでもこのような現象が起こるのはちょっと不思議な気がしますが、起こったことは事実ですから自然はわかりませんね。

 海底地形と潮流の関係でスイートスポット的に「汚れ」がない場所にシロギスが集結し、それこそ層になって大魚群になってるような場所があるのか?その場所を探し当ててバクバク入れ食いに遭遇するなんてことがあるのか?「汚れ」がでたらギャンブルな釣りか。(笑)


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