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針の種類(形状)と掛かる場所 [道具と仕掛け]

 前回記事から日にちが経っていますが続きということになります。

 アッ!そうだ、シロギスの状況としては1月下旬以降も落ちギスのままで落ちギス度が上がっているのが現在までです。日により時間帯により釣れるチャンスタイムに合わせられるかがポイントです。ある筋からは激渋とかではなく想定範囲内の落ちモードということでしたが、それでもこんなに渋いのかと感じる人もいたり、アタリの数に対して掛かりにくいので燃える人もいたりでしょうね。気になるのはシロギスで出る船が減ってることです。

 本題にもどってD-MAXの記事を読んでいて興味深かったことはT-1の「実釣テスト結果」です。針の形や部分の名称詳細は他に譲るとして私はアバウトな見た目と感覚で書きますが、T-1は軸の直線部分方向に対して針先が開いた(外向き)形状でありSaqSasS加工も加わって「喉奥に掛かってバレが少ない」ということが説明さています。従来品との比較で、①T-1が95尾/従来品67尾、②T-1で95の内訳は喉奥60/クチ35、③従来品で67の内訳は喉奥13/クチ54となっていました。従来品は明らかかに口に掛かりが多くアタリがあっても掛からないことがあるため(完全に吐きだされている)数の差になったとされていました。

 ここから言えることはキスが針(エサ付き)を吸い込むまでは差がなくても針の形状で掛からないことが確実にあるということです。投げ釣りと船釣りのタックルの違いと場所や飛距離、投げ釣り船釣りそれぞれでも釣り方の違いによる様々な要素はあるでしょうが、それらの要素を一定にすることは不可能なのでそれらは無視というかざっくりとしておきましょうね。D-MAXの記事ではシロギスの投げ釣りは向こう合わせの釣りと書かれています。スーパーコンピューター「富岳」ならあらゆるファクターとパターンを組み合わせて完璧にシミュレーションできるのかな?やってくれないかな。(笑)
 掛かる原理としてはざっくり2パターン、「キスが吸い込まれた針に対して違和感を感じて吐きだそうとする動作で喉奥から口先までに針先が当たれば掛かる」または「人間が吸い込まれたアタリ(前アタリや違和感を含むすべてのアタリ)を感じてアワセの動作で掛けようとして喉奥から針が引きずり出される過程で口先までに針先が当たれば掛かる」ということでしょう。ということで針先が開いた(外向き)形状で鋭さを併せ持った針は、「吸い込ませてしまえば」掛かるという点ではチャンスが大幅アップした理にかなった針といえるでしょう。吸い込ませるには小さ目が有利ではあるでしょう。

 現在、私は通常の釣りではがまかつ「競技キスSP」(キススペシャルのナノスムースコートバージョン)一択的ですが、この針は自分的には袖型に近いと思っていて懐が十分にあって軸の直線部分方向に対して針先が平行な形状であり外向きではないですが十分に掛かりが良い針で安心感満点です。2017年にこの針が出る前はキススペシャル一択的だったのですが、キススペシャルが十分に素晴らしいことは2017年以前に自身で数々のスペシャル大記録を叩きだして証明済みということにしておきます。ただ比べると鋭さ刺さりやすさは「競技キスSP」のほうが優るので冬場の落ちギス(まさに今のような時期)では有利でしょう。4年ほど使ってみてやはり喉奥から口内(飲みこみ)に掛かる率が高くなっていると思います。夏場の浅場ではキススペシャルを使うことがあります。夏場なら小さなエサで追わせる釣りで飲みこまれずに掛かる率がもともと高めな傾向にはあるので、相対的にさらに口に掛かる率をあげることにつながっていくかなと思ってのことです。浅く口先に掛かった場合は懐のある針がバレ難いと経験的に思っているので懐が十分に活きることも私の針選びのポイントの一つです。

 口先に掛かった場合のことですが、袖型に対してキツネ型は懐がないような鋭角形状で針先は内向きです。全体が細目形状で吸い込みは良いが思いっきり吸い込まれてエラに掛からないと、「内向きの針先は口内に刺さり難い形状=吐きだされやすい形状」なのではないか?と思っています。投げ釣り系のサイトで口先に掛かり易いとの記述を目にしたこともあります。私はだいぶ昔にキツネ型の針をお試し程度に使ったことはありますが長期にわたって使って経験的にこうだということまでは言えませんので悪しからず。
 口先に掛ける目的でキス針にもごく少ないですがネムリ系の針があります。私は使わず嫌いで一度も使ったことがないです。先にも書いたように吸い込むまでは同じでも吐きだされれば掛からないのですから、針先の向きが内側どころではなくネムリであれば一番針先が口内に刺さり難い形状(目的どおり)なので口先だけ?に掛かるチャンスがあるというように思えて使えないというのが本音です。釣りのスタイルとして数釣りではなく針を外す手間がないことに重点を置くならそれは別の話です。また別の投げ釣り系のサイトでネムリでも飲みこまれて掛かることもあると見たような気がします。エラなら原理的にはそうなるかと思います。

 D-MAXの記事を読んでいて興味深かったもう一点はT-1からその後の開発でT-4まで形状の異なる針がでていたことです。中でも特にT-4は大型を対象に設計されたとのことで調べたところ、T-3までは4~8号サイズまでに対してT-4は7~10号サイズまでありました。普通の釣りではなく大型狙いの釣りで使える針をいろいろ探して試行錯誤が続くわけです。キススペシャルは10号サイズまであって(今もあるのかな?)、2017年に「競技キスSP」(8号まで)が出た時にこれで10号とか大きいサイズまでほしいなという話はあちこちでしたのですが、その点はすでにかなえられていたということになりますね。まだ買ってないですが10号は買ってしまうだろうなぁ。(笑)

 針の種類(形状)についてはこちらのサイトがすごく参考になると思います。現在市販されているキス針を網羅的に種々の計測や検証を行った画像が満載です。
キス専用針を徹底調査「キス針研究所」https://kisubari.com/

 
「追記」 数釣りの観点(私の独断と偏見ですが)で針の種類(形状)と掛かる場所にまつわること。

 このブログですでに書いたりあの動画でも話したり、キスの掛かる率だけで言えば圧倒的に弱いアタリ「この時はキスが吸い込んだ時と思われる違和感やモタレやソフトな前アタリ系まで、穂先にプルプル明確にではないキスは一瞬止まっているか、吸い込んで動きだす前)で合わせるなどの動作で掛けにいく対応をしたほうが圧倒的に掛かります。逆に前アタリ系までが分からずいきなり穂先に明確にプルプルッとかギュンギュンッとかグーンとか強度のあるアタリが出る時は掛かってしまっているか、合わせても掛からないことが多いのが事実です。掛からないのは吐きだすための動きだと思われ、所謂逃げアタリと想像されます。

 私のこれまでの経験的事実①アタリによる掛かる率、②「競技キスSP」にしてから喉奥+口内に掛かる(飲みこまれて掛かる)率が上がったこと、③T-1のレントゲン写真?で喉奥の目の奥(頭の骨の硬い部分)に掛かっているもの、④針による比較データを合わせれば、針の形状(針先が軸と平行~外向き)と鋭さ(刺さりやすさ)が組合わされれば飲まれて掛かることは必然なのでしょう。小さめ(短め)のエサであることで針全体が口内喉奥に吸い込まれていることは前提にはなるでしょうが、飲まれて掛かるほど前アタリ系で対応できていることになるでしょう。私が飲まれるのは悪いことではないって書いたり言ったりしていることです。

 よく言われがちな「飲みこまれずに口先に掛けるのが良いとか上手いとか、合わせが遅いから飲まれるとか」などの類はほんとうに正しいのでしょうか?実際には針の形状と鋭さによる要因が大きく関係しているのではないでしょうか。前アタリ系が分かっても針の形状(針先が内向き系とかネムリ)は口先(最終関門)までに針先が当り難く、逃げアタリは当然感じますが逆噴射で無抵抗にスルッと吐きだされているこがそれなりの率であるのではないでしょうか。一番よろしくないのは前アタリ系からわからず無抵抗スルッと吐きだされる=アタリを感じていないから釣れないということです。隣で釣っていてそんなにアタリあるんですか?状態に陥っていることです。
 「飲まれる率が高いと針を外す時間で手返しが落ちて数が伸びない」これは吸い込んだ状態を最大限感知できてから、そのアタリに対して高確率で掛けてからの話になるでしょう。確かに吸い込んだ状態を最大限感知してその後の対応で口先に掛ける技術を確立できるなら手返しは早くなりますが、かなりの高等技術になるのではないでしょうか?私はそこを目指してはいないということでまずは釣らなきゃ始まらないぐらいに思っています。
 数をこなせば飲まれても素早く外せるようになります。私はオーソドックスな針外しを使っています。「競技キスSP」は鋭く刺さりが良いので喉奥の目の奥(頭の骨の硬い部分)に掛かった場合は巻いてくる過程でガッチリ深く掛かります。ここに掛かるとハリスを引っ張って外すとハリス切れ、針伸びまたは折れ、折れなくても針先劣化はかなりといことになるからです。刺さりが深い分だけキススペシャルより針先は痛むように感じます。それなら針外しを使ったほうが仕掛けのエコだし交換する時間も不要です。夏場の数釣りだと場合によっては1組で束超えとか150ぐらいまでとか、1組で半日続くとかが実際あります。

 このへんで終わりにします。


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2017年(平成29年)は「船キス竿とキス針」進化の年 [道具と仕掛け]

 2021年の釣りフェスティバル(かつては「フィッシングショー」)は新型コロナウイルス感染症の拡大によりオンライン開催でしたね。各メーカーさんが新商品を発表してきますが船シロギス関係では何か新しいものがあるのかないのか?よく調べてみないとわからないかなぁ。私が気になるのは竿と針ぐらいしかないのですけどね。(笑)テクニカル系小物釣りでは釣るためにはそこに行きつきますから。

 さて、竿に関しては2017年(平成29年)にダイワ「極鋭KISU 82 H-175 AGS」とシマノ「リアランサー X キス KAKE 170」が発売され、その後はそれぞれのメーカーからそれ以上の性能(独断と偏見による。笑)の竿はでていないようですね。愛用している「極鋭KISU 82 H-175 AGS」にも少し改良の余地はあるとは思っていますが、テクニカル系小物竿は使いこなしてそのポテンシャルを十分に発揮させてなんぼです。驚くことに「極鋭KISU 82 H-175 AGS」は発売後3年ほどで完売していたようで現在は在庫がまったくないそうです。ネットで調べた最高値はなんと128,830円まで高騰していました。そろそろリニューアル進化バージョンに期待したいかなぁ。

 針に関しても同じく2017年にがまかつ「競技キスSP」(キススペシャルのナノスムースコートバージョン)が発売されて以来、こちらはあまり気にしていないとりあえず十分に満足して自分の中では一択的といるというのが事実です。ちょっと気にして調べたら以下のサイト「投魂物語」にダイワ「D-MAX シロギス SSV 投魂 シリーズ」の開発について載っていて、T-1は知っていましたがその後の開発は見逃していて現在のT-3とT-4までラインナップされたのが2017年のようでした。このシリーズの針もSaqSas加工で刺さりは抜群です。シロギスの針は基本的に投げ釣りベースで開発されてきて、平均的に投げ釣り(大型狙い以外の釣りや競技)では船釣りよりも小さい針を使用する傾向であることも見逃しの一因でしょう。

 ということで今更ながらではありますが、2017年(平成29年)は「船キス竿とキス針」進化の年と勝手に位置付けてしまいます。(笑)フッ素系加工のナノスムースコートにしろSaqSasにしろ、その他メーカーも最近はフッ素系加工のキス針をだしていて、それらはデータ上で従来の針に比べて明らかに刺さりやすいです。ただし、刺さりやすさが釣果アップとして実感できているか、数字的に伸びたかは人それぞれです。
https://shirogisu-fune.blog.ss-blog.jp/2017-01-24

「投魂物語」 2017年6月アーカイブ「シロギスから学ぶD-MAXシロギス投魂の進化」
http://daiwa.globeride.jp/column/toukon/2017/06/d-max.html

 上記リンクの開発記事を読んで興味深かった点がいくつかあります。それはまた別記事でアップします。

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超軽い 72 + 170 = 242 g [道具と仕掛け]

ロッド:極鋭キス AGS 82 H-175 (72 g)
リール:カルディア LT2000S-XH (170 g)

先日の釣行から新調したリールをセッティングして242 gとなりました。別次元的に超軽いです。自分が今までメインで使っていた同じクラス2000番のリールを量ってみたら約240 g、なんとリールだけで極鋭1本分は重いってことでした。

このリールでPE0.6号が150 m巻けます。1回転81 cmの巻き上げです。昔のように落ちギスの平均水深が35~40mということもほとんどないですし、プレ落ちの20m前後でそのまま落ちギスなんてこともあるので、先日使った感じでは2000番で十二分な機能でした。


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アスリートキス9号 [道具と仕掛け]

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 最近はキス針にもいろんなメーカーからいろんな形の針でフッ素コートがでてますね。現在入手できるサイズで一番大きいのがこれかも。キススペシャル8号(フッ素コートは競技キスSP)より実質的に大きいし、線径もやや太いので強度的にも十分だと思います。

 大型狙いに適した大きさ(懐の幅)で言えば、キス針じゃないですがこれまで使ってきたナノヤマメの7,8号のほうがアスリートキス9号より大きいです。ただ、ヤマメ針だけあっていかんせん線径は細いので強度面では不安がありました。ちょっと根にあたっただけで針先が劣化したり、伸びて変形したり(懐が開く)、となれば針を頻繁に交換する(しなければいざ特大の時に不安)ので消耗するし手返し悪くなりがちだった。

 ということで、19日の大会にぶっつけ実践投入してみました。この針のみを使ってみた実感としては刺さり具合も強度も十分いけるというとこでした。シロギスの変なバラシもなし、そこそこサイズのベラちゃんでも針折れなしでした。 


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練り船、浅場用の天秤 [道具と仕掛け]

7月7日に再び下浦の練り船に行ってきます。以前から考えていた天秤の創作意欲が湧いてきたというか?(笑)

ブラックバス系で使うタングステンシンカーの1オンス(28g)を使ってみました。号数だと約7.5号です。今までは普通に鉛の8号(30g)を使っていたので大体の重さは合っています。鉛の比重11.3g/cm3に対してタングステンの比重19.3g/cm3ですから、28gの体積は鉛が約2.45cm3に対してタングステンが1.45cm3であり、60%の体積となります。親指の先ぐらいの大きさ(ちっさい)です。ということは抵抗が少ないのでアタリの感度がさらによくなるのか?実感できるのかな?

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ステンレス0.8mm、アーム11cm、海底でアームが立つようにしています。

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胴突き2本針仕掛けの仕様 [道具と仕掛け]

先日の初釣りで使った胴突き2本針仕掛けの仕様を書いておきます。過去の記事のどこかにもあると思いますが。

幹 糸:フロロ 1.5号
ハリス:フロロ 1.0号
ハ リ:キススペシャル(茶)8号

仕掛け寸法
「上部」ヨリモドシ(小さ目)/幹糸間隔40cm/クロスビーズ(ダイワSサイズ)/幹糸間隔45cm/クロスビーズ(ダイワSサイズ)/幹糸(捨て糸)15cm/スナップ付きヨリモドシ(小さ目)「下部」

上針ハリス:35cm
下針ハリス:40cm

数釣りを指向するなら仕掛けはできる限り軽くしましょう。この仕掛けで基本的にチョイ投げ以上で2本竿で投げての釣りで1日トラブルなしでした。投げるのは上針の位置をシロギスの遊泳層に入れるためです。

ちなみに錘はただの小田原型15号(鉛地のまま、カラー塗装等なし)です。カラー塗装等でもいいですが、この日のこの場所には外道のアカメフグ、イシモチ、パックンチョがそれなりにいたのでアピール度を下げておいたほうが良いと思います。

小田原型は形状的に面があり海底で安定な接地が可能なので胴突き仕掛けを止める目的に合っていると思っています。小田原型も大きく分けて2種類ありますが面の大きいものを愛用しています。ということであれば設置面の少ない(面というより点のようになる)ナス型錘は適していません。


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T1(ティーワン) 競技キスSP(スペシャル) [道具と仕掛け]

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 2017年フィッシングショーで春から販売開始と告知されていた「がまかつ」のキス針、キス釣り師(私的に?)待望の「T1(ティーワン) 競技キスSP(スペシャル)」がついに発売されました。

 数年前に「がまかつ」の開発担当の方に「キススペシャルのナノスムースコートがあったらいいなぁ」という願望をお話をさせていただきました。ご存じのとおりキススペシャルは私が長年愛用して絶対の信頼をおいている針です。一(いち)ヘビーユーザーの願いが通じたのか?キススペシャルがさらに進化して登場ということです。

『定番の「キススペシャル」をより競技派指向にチューニング!比類無き貫通性能!吸い込めば掛かる!』
【T1素材:高強度を実現】
【ナノスムースコート:摩擦抵抗の減少、貫通力の向上】
【Vヘッド:結びの強度を上げ、糸ずれを防止】

 魅惑的な言葉が並んでいるとおり強力な武器になること間違いなしです。特に落ちギス期、落ちギス期の中でも激渋期には有効でしょう。

 ただし、刺さり抜群ということは原理的に飲みこまれて掛かる率があがるので針外しは必携です。硬い部分にもしっかり刺さるのでその場合には無理に引っ張れば針先が痛むからです。針外しを一瞬で使いこなす手返しを磨くのか?(笑)人間の手にも刺さり抜群なこともお忘れなく。

 最後に一言、エサを食わせなければいくら針が進化しても魚は釣れません。魚が食ってくれる魅惑的な「誘い、待ち、攻め」が大前提です。


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ジャパンフィッシングショー2017 [道具と仕掛け]

ジャパンフィッシングショー2017が1月20日(金)、21日(土)、22日(日)の3日間、パシフィコ横浜で開催されました。最終日の午後から行ってきました。

シロギス関連で注目の新製品3点は以下のとおりです。

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超軽量72g+メタルトップの超高感度は違いのわかるあなたの武器になるでしょう。

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超軽量80g+超正統派8:2調子はビギナーからベテランまで幅広い層に使い勝手の良い竿のはず。

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とうとう数年来の希望が商品になりました。愛用しているキススペシャルのナノスムースコート仕様です。落ちギスや食い渋りのキスも一撃必釣でしょう。

こちらはパッケージをリニューアルしたパワーイソメソフト。「ソフト」が強調されました。
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パワーイソメには従来品とソフトタイプの2種類があります。もちろんソフトのほうがが柔らかく加工してあるので、シロギスにはソフトがおすすめです。


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俺の天秤(線径0.8 mmバージョン) [道具と仕掛け]

 夢の天秤風「俺の天秤(シンプルバージョン)」と「俺の天秤(補強バージョン)」についてはすでに紹介したとおりですが、この時点では夢の天秤風ということからお分かりのように柔らかいアームの天秤を意図して作りましたので、ステンレスの線径は0.6 mmでした。ステンレスは釣具屋で売っているものなので超硬とか硬質とかの名称で硬さが違うのかどうかは知りません。補強バージョンはアーム折れを経験したために補強したということです。私の場合は使いすぎで金属疲労ということでしょう。夢の天秤もたまにアーム折れしますから。(笑)
http://shirogisu-fune.blog.so-net.ne.jp/2014-01-09-1

 ここからが本題の「俺の天秤(線径0.8 mmバージョン)」です。基本的な作り方は「俺の天秤(シンプルバージョン)の作り方」と同じですが、安価な素材で手を抜いて作っています。1本当たりの単価は50円にもならないかな?

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【材料】
 ・ステンレス線(線径0.8 mm、超硬とか硬質、釣具屋で十数本入り)
 ・硬質塩ビパイプ(内径1.5 mm)
 ・ゴム管(外径2.5 mm?)
 ・スナップ付きヨリ戻し(ただし、ハリスをチチワで連結する場合)

 どこで手を抜くかというと、接着系のことは一切やらないということです。1本のステンレス線をラジオペンチで折り曲げて、写真のようにパイプとゴム管を通す(被せる)だけです。短時間で作れます。これで使用していますが今のところ問題はありません。アームの付け根になる部分は角度をつけずに曲線的にしてあります。0.6 mm線の時はラジオペンチで角度を付けていたのですが、それが強度を弱め長期的な使用でアーム折れする原因なのかもしれないと思ったからです。

 アームを弓型にしていないのは、以前に線径0.6 mmで作った弓型の使用感が、夢の天秤に比べるとアタリをばね的に緩衝して「弱いプルプルプルッ感」でイマイチ好みではなかったためです。それで、0.6 mm線径でもアームを直線として角度も夢の天秤と同じにしたのが、夢の天秤風「俺の天秤(シンプルバージョン)」「俺の天秤(補強バージョン)」でした。すると、アタリの感じ方はほぼ同じになりました。副次的な効果としてアームは直線で下向き角度のほうが弓型やL字型より絡みにくいようです。

 その後、俺の天秤(線径0.8 mmバージョン)も作って、ちょこちょことは使っていました。ブログの中でも下記の記事、その他にサラッと登場しています。この天秤が優勝をもたらしたかは別として。

261214/第15回荒川屋年末シロギス釣り大会:優勝
http://shirogisu-fune.blog.so-net.ne.jp/2014-12-14

年末内輪の総重量大会、6kgアップで優勝、271230/金沢八景・荒川屋/シロギス154尾
http://shirogisu-fune.blog.so-net.ne.jp/2015-12-31

280103/金沢八景・荒川屋/シロギス257尾
http://shirogisu-fune.blog.so-net.ne.jp/2016-01-03

 天秤に一番肝心なのはアタリを伝える感度がどうか、その結果として釣れるのかということになるでしょう。結論的には、「安心してください。釣れてますよ。」と実証済みですが、夢の天秤にはない特性があるということで「俺の天秤(線径0.8 mmバージョン)」が落ちギスには武器になっているように最近は感じています。アタリが強くでる時期の魚には夢の天秤と差は感じていませんが、落ちギスの小さなアタリをとる感度は微妙にではあるけど優っているとほぼ確信してきたかな?

 天秤の特性としてアタリを感知するには錘が底から持ち上がっていたほうが良いわけです。より感知しやすいわけです。船下投入の場合は置竿でも手持ちでもタナを切っている状態が感知しやすい。投げてライン角度がある場合でもポーズした後にアタリを聞きにいく操作は錘を持ち上げることであり、ハリスが張れやすい状態を作るから感知しやすくなるのです。したがって、一般論としては、誘いを含めて天秤の釣りでよりたくさんのアタリをだすには、胴突き仕掛けの釣りよりも動きをよりアクティブにしないといけないのです。

 錘が底ベッタリでも切れていても、魚の動きが活発な時期ならば、「魚がエサを吸い込んで動く→ハリスが張れる→天秤(錘)まで引っ張る=強いアタリ」となってしまうので天秤の違いによるアタリの差はほぼ感じないのでしょう。しかし、この時期に落ちギスモードになって動き自体は活発ではないのです。「エサは活発に喰うが居食い系が多い、動き過ぎるエサを追ってまでは食わない、吸い込んでからアタリを強く出すような動きはほとんどしない」そんな風に想像されます。エサを追わないということは錘を持ち上げる天秤の釣りには不利になってくる要因なので(エサが魚の目の前付近の捕食範囲から動きやすい)、今後、落ちギス度が増すほど(渋ギス、激渋になるほど)胴突きの釣りが有利(錘着底した位置付近でエサはとどまり、半遊動効果で聞かなくてもアタリが取れるから)になってくるのは例年のことです。

 長々と書いてきましたがようやく結論めいたことになります。

 動きの鈍い落ちギスの微妙なアタリを感知するには、夢の天秤のアームが柔らかい分だけ緩衝があるということだと思っています。魚がほぼ居食い状態でエサを吸い込んでいる状態だと仮定して聞きの動作に入ると、「①夢の天秤の原型→②アームが直線的になるまでの緩衝→③その後の聞きで微妙なアタリを感知」の一連だと想像できます。魚の動きが鈍いだけに②で適当に緩衝されちゃうので③の聞きまでより大きな聞き幅でアタリを感知していく。

 「俺の天秤(線径0.8 mmバージョン)」では、聞きの動作に入ると、「①原型→②原型に近いまま緩衝されにくいのでそのまま微妙なアタリを感知」の一連だと想像できます。②で多少はアームのバネ的な作用で緩衝はあるとは思いますが、夢の天秤とはアームの柔らかさは段違いですから。②ですでにアタリを感知できてしまうことは小さな聞き幅で良くて、その後はアワセになっていくということだと想像できます。

 非常に微妙な部分ですが、落ちギスを釣るには「感じろ」ということです。延長線として線径1.0 mmバージョンも作ってみました。「もっと感じる」のかどうか?(笑)


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ザ・ボックス [道具と仕掛け]

 通販で購入したキススペシャル8号(茶)が届いた。チャッチャカ結べばチャッチャカ釣れるっ「茶」。

 明日はお仕事だから出撃は日曜日。

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