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令和5年の落ちギスの状況と活性判断について [釣り雑感]

 令和5年1月、東京湾内の落ちギス場の水温は順調にだらだら下がって表面が10℃台になってきました。釣り場は中ノ瀬をメインに攻めている船が多いですが木更津沖を攻める船もあります。木更津沖といっても中ノ瀬北東部に近いといえば近い沖なので両釣り場は水温的には差はないと思います。おおよそ20mの底でデータ的には+2℃なので12℃前後ということです。1日の中で時間帯で底の水温の上下はあるようではあります。先週、1月29日段階でまだ魚は激渋にはなってないのが現状です。活性として平均的に渋いのは渋くて居食い状態の魚が多いので、結果的に釣りが粗いとアタリが全然ないとか釣れないとかぼやき気味あきらめ気味な人を傍目に繊細に精度よくやる連発モードの人がいたりして釣果差の振れ幅が大きい傾向なのが事実です。

 魚の活性判断(この落ちの時期の渋さの判断)は以下のようなことを目安にします。胴突き仕掛けの釣りが通常は有利になることが多いです。

①アタリの強度:居食いなら渋いほど理想的なゼロテンション待ちでもアタリがでないことも多いです。聞き上げながらアタリ(サワリ、違和感)を感知にいくわけですが、マイナステンションなら錘持ち上がらないようにゼロテンショまで張りながら感知にいくとか。待ち方、張り方、聞き方の調整がまず重要です。

②掛けて巻き上げ中の引きの強度、抵抗力:基本的に夏場のように泳ぎ回ってエサを探していないと思われます。一所にじっととどまって目の前にきたエサだけを捕食するイメ-ジです。だから一定の止めの間を作って違和感なく吸い込むことを促せる胴突き仕掛けが向きます。泳ぎまわっていないので渋くなるほど引きが弱くなります。

③これは②と関連していますが極端に低活性、激渋時にみられる現象で目が飛び出すかどうか:泳がず抵抗力がほぼないため巻き上げ方向に頭が向いたまま真っ直ぐ上がってきて引きあげられてしまような状況です。底で掛けた時に反転して引きが伝わるようなこともかなり弱いです。20m程度の水深でも底でひたすらじっとしてるので巻き上げ時の水圧変化に耐えられないのでしょう。

④これは番外ですけど脂の乗り具合:帰ってさばいての話です。今はまだ脂がそれなりに十分乗ってるいますが、MAXの乗り具合は過ぎたと判断しています。腹膜についてる筋状?の白い脂の固まりが減ってる個体が増えてきているからです。だんだん脂が抜けていくと2月は活性が下がっていくような状態になり、やがて魚が凍りついているかのような本当の激渋がやってくるのです。

 2月に入りまだ表面は10℃台を保っています。だいたい水温が底をうっているような時期でもあるのでこの冬は1桁台の水温にはならないかなとも希望的に思っていいます。それによってあまり極端に激渋にならないかもしれません。まあそれでも現状よりは渋くなっていっていくのが通常です。さてどうなるか。

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最近使っている胴突き仕掛けの仕様 [釣り雑感]

 まず一言、釣り用語的に漢字は「胴突き」が正しいのですよね。「胴付き」ではなく。

 以前からブログを読んでいただいている方はショ-トハリス30cmで効果がある場合があることはご存じかと思います。このハリスの長さで2本針仕様にすると幹糸の上下のハリスを出す位置の間隔(枝間)を詰められるので現在は35cm間隔にしています。ショ-トハリスはアタリの感知度を原理的にあげることが目的の一つの理由ですが、潮っ気のない時に有効な長さだったりすることがあるようです。もう一つの狙いは胴突き2本針の一荷率を上げることができるだろうということで始めました。

 ショ-トハリス30cm/枝間35cmが炸裂したのはこの日でした。
https://shirogisu-fune.blog.ss-blog.jp/2015-01-18

 この日は上針の上に幹糸がある仕様だったので全長が長いですが、現在は以下のような仕様でやっていいます。この仕様自体はすでにブログのどこかに書いてありますがおさらいです。

 幹糸は1.5~2号でハリスは1号です。仕掛け部分は上から、「ヨリ戻し」の直下に詰めた位置にクロスビ-ズ(ダイワのSサイズ)「ここから上針エダス」、幹糸間隔35cmでクロスビ-ズ(ダイワのSサイズ)「ここから下針エダス」、捨て糸10cmで「スナップ付きヨリ戻し」です。これで、錘まで含めた全長で50cmぐらいになります。捨て糸は現場で状況によって5cm程度までつめたりチュ-ニングすることがあります。

 私はリ-ダーに「スナップ付きヨリ戻し」をつけていることが通常です。目印とトップガイド保護を兼ねて2cm程度のゴム管を「スナップ付きヨリ戻し」の上部に被せて固定します。リーダ-と仕掛け上部の「ヨリ戻し」は直結で良いわけですが、オマツリ対処と胴突き仕掛け(2本針でも1本針でも)と天秤仕掛けを交換するのも簡単で速いからですね。そんな時間が釣果に響くわけではないと言われればそれまでですが。(笑)この連結方法で胴突き2本針の上針ハリスが「スナップ付きヨリ戻し」と「ヨリ戻し」の部分に極端に絡むとかよれるとかはほぼありません。エサさえ細目でチョン掛け気味にすることがトラブルを誘発しない肝です。太いエサは断面的に抵抗を受けるので1本針でもよれやすい経験してますでしょ?

 胴突き1本針の最近の仕様は手抜きかもしれせんが、仕掛け部分「ヨリ戻し」をつけずに八の字結びでチチワ(1cm以内ぐらい)を作り45cmの位置にクロスビーズ、捨て糸15cmで作ります。これで錘までの全長が60cmチョイです。ハリスは40cm想定で替えハリスを結んでおいて状況次第で詰めたり、捨て糸は5cm程度までつめたりチュ-ニングすることがあります。冬場とかは現場で替えハリス結ぶのがつらい時もあるかな?手先と老化と共に目の問題ですが、場合によっては針までセットした仕掛けを全体の予備を十分用意しておくとかでもよいわけです。

 胴突き仕掛けの全長を短くすることで投げやすいメリットが得られることにもなります。よく胴突き仕掛けは錘の位置が竿先から離れているから投げずらいということを見たり聞いたりしますが、振り子にして錘の重さを竿先の反発力に伝える投げ方ができていないのが原因です。普通の距離はそれができれば十分に投げることができます。天秤では可能な錘の垂らしを短くして竿全体の振りで投げる習慣がつきすぎていると胴突き飛ばないとなるのかな?投げ釣りで飛ばすには垂らし短くなんてないですよね。船の限られた範囲で投げるので垂らし短く竿全体の振りのほうが飛ばしやすいかもしれませんが、でも50m投げなきゃみたいな特殊な状況はほぼないので安全第一を考えて考えてバランスよくやりましょう。

 リ-ダー側の「スナップ付きヨリ戻し」を外して、胴突き2本針、1本針、天秤仕掛けをすぐ交換できることになります。原理的に当たり前です。

 胴突き仕掛けの場合にリーダ-に直接クロスビーズを付けると1本針の場合は錘までの垂らしを20cmぐらいにできるから竿全体の振りで投げやすいのは事実でしょう。2本針だと垂らしは50cmぐらいにならざるを得ないので上記の仕様とあまりかわらないでしょう。

 最後に余計なことを書きます。リーダ-直接のクロスビーズ1本針だと錘を連結するスナップ付きヨリ戻しの付けかえで胴突きと天秤の交換が速くてメリットあるみたいなことを見かけますが、ハリス切りますよね。私のやり方でも胴突き仕掛けと天秤仕掛け両方用意しておいて即交換できますよ。こういうの「50秒100秒」って言わないね。「5秒10秒」ぐらいかな。(笑)


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2023 0129/葛西橋・荒川屋釣船店/シロギス82尾(1本竿) [シロギス釣行記]

2023年1月29日(日): 葛西橋・荒川屋釣船店
小潮:満潮9:34→干潮17:08、潮色:澄み、水温10.8 ℃
天候:曇りのち晴れ、風:北東6m~2m
釣座:右ミヨシ、乗船者:6人
釣果:シロギス 12~23 cm, 82尾(1本竿)

 現在は落ちギスモ-ドで渋い食いが基本ですが、時間帯や場所・筋で順調~好調な時間もあったりしながら適度に全体的に安定傾向という状況だと思います。中ノ瀬がメイン釣り場のような感じでもありますがこの日は木更津沖で1日ねばりました。周辺で3隻しかいませんでした。今は基本的に胴突き仕掛けが安定感あると思います。

 最初の流しでまずまず順調に良い気配がありました。仕掛けは胴突き2本針でハリス30cmのショ-ト系の仕様でした。北東風がややありへんな波っ気もある海上だったので、①マイナステンションでしっかり15~20秒は仕掛け(錘)を止めておいてから、②ラインだけ張って仕掛け(錘)が動かないように(竿先送ってリ-ルを巻きつつ)ゼロテンション気味まで「張り聞き」とでもいうか、その過程で違和感的サワリを感知して、③感知したらゆっくい聞き上げで掛ける。④感知できなくて錘が持ち上がり気味で掛かる場合もあります。⑤感知がなくてかからない時は聞き上げで定点ズラシです。船下まで繰り返します。連発は2連までですがほぼ掛け損じもなく7,8尾、船下でダブルが1回、そんな出だしでした。上潮残りの時間帯ですが風でまったりトモに船は下がりながら1時間弱で14尾でした。
 
 冬場のこの時期にしてはかなり珍しいのですがこの日はフグがかなり回っていて、朝から2本針が一瞬でなくなるとか(変なツンツンアタリを感知)、仕掛け入れ直して連続で切られるとか、結果的に1日通して換針ハリスの結び直しが十数回は必要でした。フグ多いと感じた時は1本針にして対応していいました。

 潮止まりに向けて食いが落ちるのは想定していましたが次第に凪いでアタリ感知度は上がってきたので時速15尾程度はいける感じでかまえていました。ところが現実は周辺を流しかえながらペースダウンでけっこう忍耐の拾い釣りで前半が過ぎていきました。少し誘いぎみの釣りにしたり、ハリス40cmの標準仕様にしたり、捨て糸5cm程度にしたりしてみましたが特に打開できずに37尾でした。

 11時前にやや大き目に北上してみましたが(もう少し上手に1隻)、魚がいればブッコミぐらいは船中で型を見るのが通常ですがここはまったく気配がなかったです。場所も微妙な感じでしょう。早めに見切って少し下がってかつ沖にだしてみたところ、ここで1投目から釣れ始めました。ちょうど下潮が流れ始めたようなタイミングも重なり1投にかけるサイクルはじっくりですが連発度も上がってきて3、4連発ぐらいできるような感じになってきました。朝の周辺よりも魚影が上に感じていました。残り2時間チョイなので束までは厳しいですがいけるとこまで頑張りましょう。

 軽めの二枚潮になっているので下潮は流れていてトモ流しです。①横に投げて着底時はできるだけカ-ブフォ-ルに近い状態で着底してゼロテンションを10秒キ-プでアタリを見る。目感度でアタリが出る場合と微妙な手感度の違和感で聞き掛けにいく。②感知なければ竿先を送ってマイナステンションに3,4秒して「張り聞き」気味で誘っていきながらから聞きあげる。③感知なければ定点ズラシで船下までです。1回ダブルがありましたが、終盤にまたフグが多めになってからは1本針に徹して良いパターンを正確に繰り返して瞬間的にには1投1尾の場面もあり、なんとか時速25尾ぐらいまでもってこれました。この場所を回り直して順調~好調キ-プ出13:30の終了までに45尾追加、82尾で終了となりました。二番手52尾、今日はけっこう釣り合う合わない、合わせられるられないの微妙な部分が効くような難易度高めの日でした。

 写真ないですが終盤に43cm(875g)と今までお目にかかったことがない胴回りの超太い、別種か?みたいな体型超メタボなホウボウが釣れました。脂乗り乗りで超美味しかったです。
 
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