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2020 0830/葛西橋・荒川屋釣船店/シロギス143尾(1本竿) [シロギス釣行記]

2020年8月30日(日):葛西橋・荒川屋釣船店
中潮:干潮9:13→満潮16:26、潮色:薄濁り、水温28.0℃
天候:晴れ、風:南2~7m
釣座:右ミヨシ、乗船者:8人
釣果:シロギス13~23cm、143尾(1本竿)

 全体的な場所の傾向は前週とほぼ変わりなし、①盤洲のある一部の超浅場、②沖の航路筋、③中ノ瀬と大きく3つです。本船は②で魚の様子もあまり変わりなく、派手にバリバリではないが1本竿で繊細に微妙に誘ってやると反応ありでした。後半にやや間が空く展開でしたが客観的にみれば順調ということで143尾でした。

 仕掛けは天秤に振分け仕掛け、「ハリス:フロロカーボン1号、2本針の振り分け(20cm/50cm)」、「鈎:がまかつ競技キスSP78号」、仕掛けにビーズ類は一切不要、シンプルイズベストです。これも変わりなしです。

 7時前に前回とおなじような周辺で開始となりました。振り込む程度のチョイ投げで様子見をしつつ、下潮残りの時間帯でまったりと潮先なのでラインテンションのコントロールは容易で小さく刻む程度(錘を10cm程度の聞き)の止め待ち気味でアタリがでました。じっくり気味ですが7投7連発(1回ダブル)で8尾、パクンチョをはさんで5連発と静かに好調スタートでした。少しアタリ途切れたら投げて探る範囲を広げていき、パックンチョ連発も交えて順調でした。投げている時はソフトなシャエイク後に3,4秒程度止め、まったり抱え込みなのでラインテンションをキープするように竿先を上げていくかリールの巻きでコントロール(錘は止めておく)するようなパターンで、アタリでなければ初動はゆっくり聞きながら場所ズラシで船下まで探る。順調に8時までに36尾のモーニングサービスにできました。

 次第に潮っ気がなくなってきましたが操船で周辺をじっくり練りかえしながら微妙に筋をずらして、アタリの強度は微妙さを増しながらもポツポツと順調でした。9時までに66尾となり、大台ペースか?などと妄想しますがやはり潮止まり前後でアタリがグッと減りました。ここまでの誘いパターンだけでは厳しくなったのでリアクションバイトさせるパターンを混ぜながら拾っていきました。流れている位置にもよりますが止めの間と聞く幅と速さが合えば時たまプチ連発がありました。

 アタリが止まったところで周辺を何か所か移動して拾い釣りの展開でしたが、10:40に1束クリアしました。下潮止まりから上潮があまり効いてこないので全体的に食いが落ちていましたし、今日は朝からパックンチョとトラギスが多めだったことからすれば底潮が無いのでしょう。

 終盤は朝の場所よりも少し浅目の場所もやりましたが持ち上がるような食いはなく、結局は朝の場所にもどってじっくりやりました。上潮はやや効いて左トモ流しでした。遠投を含めて範囲を広げつつハマる誘いパターンを探しましたがこれといったパターンにハマりきれない感じでした。魚の活性が全体的に落ちていることもあり、やや忍耐の拾い釣り時々プチ連発(パックンチョも多め)がありながら13:00に143尾で終了となりました。

 2番手は左トモの常連Hさんが139尾と僅差でした。対角で見えないですがしっかり釣果をまとめていました。平均的に今日の1本竿相場の高値という感じでしたね。(笑)

 トップシーズンからの移行期でまた一味違った面白い釣りになっています。攻めて攻略できていれば釣果に表れる。平均的に活性は高くはない(渋めといったほうが適切かも)のでアタリはバンバンでないので、派手なアタリ(逃げアタリが多い)や教科書的なプルプルッ(ほぼ掛かっているか掛かりにつながるアタリ)をじっと待っているだけでは頭打ちです。そこまでのアタリになる前が勝負です。微妙(時に超微妙)な前アタリを出せる誘い方、待ち方、止め方、聞き方、リアクションバイトのさせ方、それらがマッチングできたらバリバリ的な連発になることで正解がわかります。


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鈴木

はじめまして!鈴木と申します。30日に隣の隣で釣りをさせて頂きました。私の方は騒がしく失礼しました。偶然blogを拝見させて頂きコメントをさせて頂きました。私自身初めてのキス釣りで、Shirogisu540様がお隣でものすごい勢いで釣られていたので、こんな世界が有るのかと心から驚きました。
この1週間なぜ私にはハゼで何故Shirogisu540様はキスが釣れるのかとひたすら悩みました。
本当に楽しく悩ませて頂きました。
理由は一つではないと思いますが、またキス釣りをして勉強したいと思います。
初めてのキス釣りでShirogisu540様の釣りを見る事ができて本当に良かったです。ありがとうございました。
by 鈴木 (2020-09-05 15:57) 

極鈍キス

はじめまして。いつもブログを楽しく読ませていただいております。また、動画も拝聴し、Shirogisu540さんの技術を学ばせていただいています。
私は最近船シロギスをはじめ、テクニカルな釣りにすっかりハマってしまいました。
いま壁にぶち当たってまして、アドバイスいただけないでしょうか。
ここ最近は、前アタリを出すことを課題に取り組んできまして、ゆっくり聞いた際に「モタレ」や「コツコツ」という小さなアタリを拾えるようになりました。
しかしながらこの前アタリをなかなか本アタリにすることができずにいます。
上記のような場合、そのまま大きめに聞くのか、ステイするかいつも迷って、どっちつかずのパターンが多いです。
たまにそのまま「ブルブル」や「ゴゴゴッ」という本アタリにつなげられますが、正解がわからないでいます。
何がアドバイスをいただけますと大変嬉しく思います。
ちなみに私の道具は、極鋭キスH175、仕掛けは振分け30/60フロロ1号、湘南キス8号でした。
by 極鈍キス (2020-09-06 09:15) 

Shirogisu540

鈴木さん

コメントありがとうございます。釣りに没頭してしまっていていや一般的にも騒がしくなどとは感じなかったですよ。仲間と楽しく釣りして自然に会話があるってことですから。

シロギス釣りは手軽で船釣り入門的にも最適な釣りですが、突き詰めていくと奥は深~く現実としてあのような世界になりえます。実際に見るブログの文章よりもっと刺激的だったかと思いますが、楽しく悩むって良いですね。シロギス釣りを続けてくださいね。

by Shirogisu540 (2020-09-06 17:59) 

Shirogisu540

極鈍キスさん

ブログをご覧いただきありがとうございます。船キス釣りの奥深いテクニカルな部分をメディアは伝えきれていません。ハマって続けることで続けないと見えない部分が見えてくるはずです。それを自分なりの感覚で身に付けることでステップアップしていきます。

まずはアタリの解釈ですが、船シロギス釣りの場合に「前アタリ」と「本アタリ」を明確に区別することは必要ではないです。「前アタリ」はとにかく強度でいえば違和感程度~微妙、微弱、弱いもの、極鋭Hなら竿先にでないような手感度で感じるものまでの魚が動かず吸い込んだ時のアタリで時間的にも瞬間的なものとします。そういうつもりでブログにも書いています。「本アタリ」は目感度で竿先にはっきりでる動きで明確なもの(もちろん手感度もあり)で時間的には「前アタリ」よりは長いという理解でよいと思います。では、この定義的なとらえ方で「前アタリ」から必ず「本アタリ」になるのかといえば事実として必ずしもそうではないです。魚の活性が高く「前アタリ」を人間に感知させずにいきなり「本アタリ」ということもありますね。

そこで「前アタリ」への対応ですが、基本的には「前アタリ」で合わせにいく掛けにいく対応でよいのです。そのほうが掛かる率は絶対に高いですしそのように実践しています。「前アタリ」を感知するにはラインテンションがしっかりしていることが前提であり、「前アタリ」を感知して合わせる動作はハリスのテンションをさらにかけて針を魚に当てることなので自分のハリスの長さを意識した竿先の動きの幅を作ればよいです。「前アタリ」を感知して即合わせ(電撃的?)なのか、ワンテンポ待ちなのか(ラインテンションは抜かずに2,3秒かな?)【基本的にここまでで合わせますが】、「本アタリ」待ちなのかは状況で掛かる率をみながらやっていきます。ワンテンポ待ちで「本アタリ」的にアタリがでることもあればでないこともありますけど、でなくても掛からないとは限りません。「本アタリ」的な強度になった(ほぼ掛かり気味)ところで合わせないとバレ頻発になるようなことも状況によってはあります。ここらへんが場数を踏んで状況判断して体に刻むということになります。

by Shirogisu540 (2020-09-06 19:37) 

鈴木

ご返信ありがとうございます。キス釣りは1日やって魚からの反応が全くないということはないでしょうから初心者も楽しめますね。
しかしながら、同じ船で殆ど同じに見える仕掛けでここまでの差が出る本当に奥の深い釣りだと理解しました。
当日仮にお隣にShirogisu540様がおられなかったら初めての釣りでこんなものかな?と終わった可能性がありますが私は本当にラッキーでした。
今回の釣りではハゼがたくさん釣れた、殆どの釣れたキスは飲み込まれていたとの課題があったのでもう少し早めにかけていく必要があったのかな?と感じています。ただ当日も小さなあたりを早めに合わせても乗らなかったので、何が正解なのかな?と考えてます。

キス釣り早くやりたいです!

また、何処かでお会いしましたらお邪魔しないように釣りを見させて頂きます。ありがとうございました!
by 鈴木 (2020-09-07 11:19) 

極鈍キス

お返事ありがとうございます!
細かく説明いただいて、嬉しいです。ありがとうございます。
私の解釈として、前アタリから本アタリに移行するものだと思っていたのですが、そうでは無い場合もあるのですね。
また、区別もしてしまって、微妙なモタレなどのときは「まだ待ちかな…」と思ってしまっていました。
基本的にはゼロテンションキープを意識していますが、前回は前アタリからどうするか迷ってしまっていました。
次回は積極的に魚に針を当てる意識をしてみます!
船シロギス釣りが面白すぎて極鋭も買ってしまったので、続けていきたいと思っています。
ブログ楽しみにしています。Shirogisu540さんもお体にお気をつけて下さいね。
by 極鈍キス (2020-09-08 08:41) 

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