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2020 0824/葛西橋・荒川屋釣船店/シロギス155尾(1本竿) [シロギス釣行記]

2020年8月24日(月):葛西橋・荒川屋釣船店
中潮:満潮8:22→干潮14:24、潮色:薄濁り、水温27.0℃
天候:晴れ、風:北東4~7m
釣座:左トモ、乗船者:5人(左舷並び)
釣果:シロギス13~24cm、155尾(1本竿)

 盤洲のある一部の超浅場で日によってムラがありながらも良い日はかなり釣れそうですが、本船は盤洲を通過して近況で良い気配のある沖の航路筋へ一直線でした。北東風そよそよで涼しめな釣り日和でした。2本竿で魚からアタリをだすような楽な食いではなかったですが、そのぶん1日通して1本竿で繊細に微妙に誘ってやると反応ありの楽しい展開でした。朝のうち序盤と中盤以降にけっこう派手な連発モードに突入し、極鋭AGS 82 H-175の性能を最大限に引き出して釣った155尾、釣った感ありありで楽しかったなぁ。

 仕掛けは天秤に振分け仕掛け、「ハリス:フロロカーボン1号、2本針の振り分け(20cm/50cm)」、「鈎:がまかつ競技キスSP78号」、仕掛けにビーズ類は一切不要、シンプルイズベストです。

 今日は5人なので左舷に並んでの片舷流しです。1流し目、水深を把握するため船下へ投入したところ最初のアタリはパックンチョでした。十分に船下で釣れる水深だし人数も少ないので続けて船下を探ると、錘を10cm程度聞いたところで微妙なモタレがでてそのまま聞き合わせで1尾目が釣れました。次も同じパターンで連発さらにプチ連発へ、短ハリスのほうで底層10cmを誘うような釣り方(ゼロテンションで止めて安定性させてからゆっくり錘を持ち上げていくその10cm程度が勝負)ではまってきました。上潮残りの時間帯で潮っ気はあまりないですが潮ケツの船下オンリーでライン立てて繊細に微妙な誘いでジワッと渋いアタリをだしながら掛けていきました。断続的なプチ連発と船下速攻の好スタートで時速37尾のモーニングサービスにできました。

 周辺を流し換えながら一度だけ少し場所を変えましたが釣れないのですぐに元の場所に戻っての流しになりました。潮止まりで次第にペースは落ちてきたところでようやく投げて探りながら微妙なアタリで拾いまくる感じでした。下潮が少し流れ出してからは右トモに下がりつつ右舷ヨコタ気味に流して左舷へ仕掛けが払いだされるので、左トモは一番潮先から探れるメリットがありますが活性の良いアタリ方はかなり少ないのでした。2時間目が時速30ぐらい。下潮が良くなるだろうから2束ペースか?とか思ったりしていたところ(1度目の妄想、笑)、同じ場所なのですが3時間目で明らかに食いがおかしくなってきました。失速して10:15に87尾まで釣ったところで場所を変えました。

 南下して気になる場所の1場所目、ここではイシモチが2尾釣れたのみでキスのアタリはありませんでした。2場所目では生体反応なしでした。いずれも実績のある場所で水深的にも最近の情報的には釣れてもおかしくないですが、落ちに向かう魚なので場所はそれなりにシビアのようです。

 さらに少し沖に出したところこの場所がビンゴでした。しかも20cm級主体に24cmまでと型もよく、投げて探りながらリアクションバイトさせられれば連発でした。10:35の1投目から6連発、パックンチョをはさんで、ダブル1回含みの6連発7尾、ここにきて10分ほどで13尾追加して10:45で1束に到達しました。その後もプチ連発が断続的にありましたから、残り2時間15分で1束釣れてもおかしくないぐらいの食い(2度目の妄想、笑)というかリアクションバイトで黄金パターン突入が最初はあったのです。基本的には20m程度投げてから探ります。投入時のカーブフォールではほぼアタリはでませんでした。今日は1日通して食いは遅めでした。小さく刻み気味にラインテンションキープしてしっかり止め、止めから30cm幅程度であまり高さをださないように意識してシャープに聞くようなパターンが良かったです。10:35~11:35の1時間は時速40尾とバッチリ決めました。この場所を回り直すごとにペースダウンしていき最後30分ぐらいはポツリぐらいの食いで13:00に155尾で終了となりました。

 今日は2場所、良い場所(魚が濃い場所)に当り、そこで集中的に釣ることができました。今後は深めがメインになっていくでしょう。


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コメント 3

不釣庵

Shirogisu 540様のブログは私にとって貴重な教科書でありバイブルみたいな物だと言えます。
いつもワクワクしながら拝読させて頂いております。
ブログで教えて頂いたカーブフォール、微妙な細かな誘いのテクニックは実践で活用しております。
お陰さまで多少は船キス釣りのコツが分かって来たような気が致します。

餌の付け方に関し一点質問させてください。
私はアオイソメの頭部を切り取りその日の状況で垂らしの長さを変えています。先日のブログで頭部を切り取ったり
付けたりとの記述がありましたが何を基準として判断なされておられるのでしょうか?
お教え頂ければ幸いです。



by 不釣庵 (2020-08-28 11:16) 

Shirogisu540

不釣庵さん

ブログをご覧いただきありがとうございます。参考になれば幸いです。

エサ付けは魚影と食い気とそれらに応じた釣り方でバランス的に一番適切と判断したものということです。その日の時間帯での変化に釣りながら合わせていきます。

食いが良くかつアタリが多いとき、アタリも魚のほうから出してくるような食いなら頭を切らずとも十分釣りになります。夏場なら頭を含めて3cm程度が目安です。頭を切らない場合はあまりに太いエサは避けて、口から針を入れてチョン掛け気味に浅く刺して(通し刺しではなく)針の懐を殺さないのがベターです。これで釣れ続ければ極端にいうと口のリング状の部分だけでエサが残ります。もちろんエサが残っていて極端にエサが短くならない限り使い続けます。

魚のほうからアタリをだすほどでもないが、誘ってリアクションバイトしてくるようなアタリが多ければ、この場合も頭を切らずにやることが多いです。それはリアクションさせる誘いはある程度のスピードと時によっては幅も必要なので、エサに抵抗がかかるのでエサ持ちが良い強度のある頭部があったほうがその誘いを1投入で何回か繰り返しても安心してエサがある状態で誘えるということです。

アタリが少なめや食いが渋めになるにしたがって、1回のアタリでエサを吸い込みやすくして掛ける率をあげるには頭を切った状態で使います。この場合は通し刺しで真っ直ぐとするのが基本になります。夏場なら全体で3cm目安、アタリが出難いとか出方が遅いとかならアピール度重視で全体を少し長めに5,6cmとか長めにしてみます。(夏場は3cm基本で4cmぐらいまでですが。)

また、単に頭を切った状態でもエサのサイズと太さ部位も意識して使います。例えば頭の硬い部分を1cm程度カットしたその下はそれなりに強度があるが(皮っぽいところが)、半分より下はそれなり柔らかい、尻尾先端付近はさらに柔らかくちぎれやすい。渋くなればなるほど先端を使っていきます。魚が最も食いやすい吸い込みやすいと思われるのは細く柔らかい先端なので、ここを丁寧に付けてソフトな釣りをすると食いが渋く微妙なアタリ?で針掛かりしにくいなという時も実感的にアタリにつながり針掛かりにつながるチャンスがかなり増えます。吸い込みやすいということは口の中奥深くまで鰓付近まで一気に吸い込んでいると思っているので、それが吐きだされる過程で口先までの距離が長くどこかで針先が当たればアタリにつながる確率が高いということです。食いが渋い時は通常、速い、大きい、激しい誘いでは釣れません。どちらかというと静の釣りなのでエサの強度はいらないし、釣り方とエサをマッチさせてアタリをつくっていくということです。

こんなところです。

by Shirogisu540 (2020-08-29 20:17) 

不釣庵

Shirogisu 540様、

餌の付け方に関し詳細なご説明有難うございます。
状況に応じて餌の使用箇所、付け方の工夫が如何に大切であるか、釣果に結びつくか、良く理解できました。
目から鱗が落ちたような気が致します。

早速ご教示願った内容を実践してみます。

改めましてキス釣りの奥深さを痛感しております。
本当にありがとうございました。
by 不釣庵 (2020-09-05 10:24) 

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