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東京湾シロギス「平成バブルの証明(その4)」小柴沖の落ちギスバブル [記録]

 最後は小柴沖の落ちギスバブルです。

 小柴沖は昔から落ちギスの定番場所でした。かなり昔は観音崎や大貫~竹岡の航路筋などもやりましたが、平成になってからは小柴沖~横須賀、猿島周辺しかやっていないです。その範囲でも大本命が小柴沖です。昔の常識的な落ちギスの水深(30~50m、40m中心)より、近年は10m平均浅くなっていて30m前後がメインとなる年が多いです。浅くなったのは温暖化で水温がやや高くなっていることが考えられますが、それに加えて絶対的に魚影が濃くなったために、もっと深いほうへ落ちていかない魚群だけで十分以上に釣りが成り立つということかなと思っています。実際にもっと深いほうにもシロギスは落ちていることは確認できていますが、近年は30m前後が一番釣れます。

 時期としては早い年で11月からボチボチと始まり、12月中旬~1月にピークがあることが多いです。水温低下の状況次第ですが中ノ瀬と同様にピーク時は越冬に備えて良い食いもありますが、だんだんと通常の落ちギスモード、さらに激渋モードに移行していきます。良い年は2月初旬に完全にかたまってプチ爆発なんてことがあります。落ちギスで1束アップが普通に見込めるというのはそれだけでバブルでしょう。昔では考えられなかった釣果です。中ノ瀬の20m平均と小柴の30m平均では釣りはやっぱり違います。1.5倍の水深でラインが必ずしも真直ぐではないのでラインにかかる抵抗を考えれば、アタリは取り難くなるし、合わせもきき難くなっています。当然、着底と巻き上げの時間もかかりますから同じ数が釣れるとすると、密度的には深いほうが濃いのだろうと思います。

 それが、良い日なら確信的に2束アップが見込める超バブルになってきたのが23年の冬でした。それまでにも、14年に180尾とかちょっと状況が良いほうへ向けば2束が見えるような日がありましたし、船長的に今日なら確実にでたよという限定日はありました。ただ、16年からの中ノ瀬プレ落ちバブルもあったので、釣れるなら浅いほうが釣り易いので小柴沖を毎年ビッチリとやっているわけではないため、小柴沖のバブル期を特定するのは難しいです。

 偶然なのかもしれないですが、小柴沖の超バブル期は盤洲の超バブル期と重なっています。東からだんだん西へ移動して落ちてくるのかは証明できませんが東京湾全体の魚影が反映されているのは間違いないでしょう。落ちてくる場所として小柴沖は居心地がよいのでしょう。超バブルになってからは魚影の濃さを肌で感じられ、落ちでかたまった魚は大移動しませんから、それを釣果として表現できちゃったということです。30mダチの落ちギス記録も年々更新されてとうとう3束アップに到達したのでした。この日は胴突きマジック炸裂の会心の釣果でした。

平成24年 2月12日 小柴沖 227尾
平成24年12月24日 小柴沖 235尾
平成25年12月23日 小柴沖 250尾
平成25年 2月 3日 小柴沖 262尾
平成27年 1月18日 小柴沖 302尾

 27年の冬は12月初めに132尾釣れたのですが、その後なんだかつれないということは本隊の集結度がいまひとつだったということでしょう。安定した釣果は見込めないので本格的に攻めなかったです。その代わりに中ノ瀬プレ落ちバブルは続いていました。

 平成バブルの話はこれで一応一区切りです。平成バブルが今年で終わったかのか?それはまだ今後、特にプレ落ちになってみないとわかりません。釣れることを祈りましょう。

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