２６０９２１／金沢八景・荒川屋／シロギス１３８尾

９月２１日（日）：金沢八景・荒川屋
中潮：干潮９：１８→満潮１５：５６
潮色：薄濁り、水温２３．５℃
天候：晴れ、風：北東６～２ｍ
釣座：右トモ（乗船者：５人）
釣果：シロギス１４～２４．５ｃｍ、１３８尾

　中ノ瀬は先々週（９月６日）の良好な状況から徐々に下降傾向となり、なかなか束釣りし難くなっているようで５０尾前後の釣果もありました。まあ、釣り手のアームとモチベーションにもよりますが中ノ瀬の潮を攻略できないと、シロギスの食いもシビアになってくる時期なのでそうなるでしょう。一口に中ノ瀬といっても前回の場所とは違う場所になっていましたから、魚の食う場所も変わりつつあるかもしれません。

　週間予報が悪かったためか少人数での出船で、現場には荒川屋の午前船と日中船だけで、じっくりと釣れる場所を回り直しながらでした。ここのところ釣果が落ちて皆が厳しそうなこと言っていましたけど、積み上げた釣果は１３８尾でした。このぐらいの釣果を叩きだす状況のほうが、これはまたこれで釣りごたえあって楽しいということもあります。スキルアップにはもってこいの状況と言えばいいかな。しかも、20cm前後の良型主体に24.5cmまでの大型がポロポロ混じりました。

　８：３０に中ノ瀬の水深１７ｍ前後で開始となりました。前回と同じような潮回りで朝のうちは潮止まりの時間帯です。北東風がそよそよでまったりとトモ流しでポツポツとやや間が空きながらパラパラと連発もありで釣れたしました。潮止まり前の時間帯なら十分でしょう。今日は２本竿で最初は天秤仕掛けと胴突きでやりましたが、天秤のほうが有利と判断してから天秤のみでやりました。天秤の仕掛けは振り分け３０／６０ｃｍまたは枝針式６０ｃｍ、胴突きは１本針のハリス４０ｃｍです。

　最初の流しは３０分ほど流して１４尾でした。周辺を流しかえると一転してアタリが少なく３尾しか釣れません。潮止まりかな？やや大きめに西に動いて午前船の近くで２か所ほど入れましたがまったくダメでした。本格的に潮止まりかな？再び朝一の場所（自分の見立てで）に戻るとあら不思議、潮っ気はないけどパラパラと釣れだしました。午前船は大きく東へ移動して探索のようで、今日は釣れる場所・筋がシビアで、周辺の広範囲でもあっさり釣れる状況ではないようです。

　釣れる山を狙ってじっくり流し込みながらの釣りになりました。天秤が有利というのはフォールの着底位置とその位置から２回程度までの誘いで釣れることが多い、フォールのエサに飛びつくわけではないがエサは見ていると判断しました。それなら２個エサを見せてアピールさせておいて誘ったほうがいいかと。誘いは動き出しをゆっくり低めにして微妙なアタリを感知できるように。２回目以降の誘いとか長めに待ったりしても、あまりアタリはでませんでした。船下じっくりでもアタリはで難かった。したがって２０ｍ前後の投入を基本に入れ替えは頻繁にやりながら釣りました。次第に上潮がトロトロと流れ始めても同じような傾向でした。上潮は左前へ突っ込みでした。時速２５～３０尾ぐらいのペースがあれば今日は合格ラインです。お昼で７３尾、１３時で１束到達でした。

　昼過ぎから上潮の上っ面が速くなり２枚潮になってしまいました。これも中ノ瀬らしいということで。船は釣れる場所を速く通過しすぎないように適度には止め気味に流しているので、左トモは潮ケツだから普通に流してしまえば本来は払い出しになりすぎになるのが普通ですが、上層のラインへの抵抗がけっこうかかって上層のラインは弛むので、その分のラインテンションの調整をしながら対処しないと余計にはアタリはだせません。なんとか時速２０尾ぐらいをキープはできました。

　１４時ごろに朝のうちに攻めてダメだった西寄りに再び入れてみました。朝は潮止まり前後だったので上潮のあるうちにということでしょう。再び様子を見るということはこの数日は釣れていたということでしょうね。しかし、今日は空っぽなのでした。これが秋の移動期、端境期の怖いとこですね。短時間で見切って、釣れる山へもどってポツポツ追加した１４：５０に１３８尾で終了となりました。

　２４．５ｃｍ１本、２４ｃｍ３本、全体に２０ｃｍ前後の良型主体でボリュームバッチリ、難易度もそこそこに（けっこうかな？）あって楽しめました。居るところはダブルもあるので居るのですが上手くまとめないと束釣りは難しいでしょうね。荒川屋も前回６日以来の２週間ぶりに束釣り、中ノ瀬から西側じゃ全体でも浮いた釣果となりました。


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