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240130/金沢八景・荒川屋/107尾  [シロギス釣行記]

1月30日(月):金沢八景・荒川屋
小潮:満潮8:35→干潮15:23、潮色:澄み
天候:曇り後晴れ、風:北(10~14m午前中大シケ、午後から8~5m終盤はやや凪)
釣座:右トモ(乗船者:12人)
釣果:シロギス14~24.5cm、107尾

 1月に3回目のシロギス釣りへ、8日以来3週ぶりの間が空いてしまいましたが体調が悪いとかではなく、元気に週末のお仕事をこなしたりする都合や予報で回避ということで、月曜日に代休をいただき行ってきました。初釣りはシケ、2回目(8日)は始めボチャボチャ後凪、3回目は大シケ後終盤のみやや凪と確率よくシケます。(笑)でもせっかくお休みいただきましから出撃しました。予報ではこんに吹くはずじゃないのだけど、まあ見事に連日で予報よりはるかに強い北風が吹き続けているせいで、船長曰く土日も吹いたけど月曜が一番波も高く海が悪かったとのことでした。

 小柴沖の定番場所で8:25に開始となりました。水深は浅めで28mからでした。2本竿天秤仕掛け(ハリス1号、針キススペシャル8号、枝針式全長60cm)でほぼ1日通してやりました。風が強いので振分けより枝針式のほうが取り回し易いかなと思います。エサは青イソメと「ちょい釣りイソメ」を併用してみました。波による上下動が激しいので2本竿でも手持ちのほう主体に投入から着底後にしっかりコントロールして誘っているときになるべく釣る。置き竿では船下で安定するタナの取りようもないし、投げて置けばラインのフケでアタリは取れないし余計に釣れる状況ではないのでオマケ程度に考えて、ラインの管理だけして一応目で見えるアタリに注意して誘い兼アタリを聞くための大きな聞き上げは怠らずにやります。アタリが無ければ投げ過ぎないようにトモ後方への投入を繰り返します。でも風でラインが一気に持って行かれますから着底してからの巻きとラインテンションをかけることに注意しないとダメです。潮止まりから下潮一本でトモ流しですから、慣れない人は1本竿でやるのが無難いや1本じゃなきゃ釣りにはならないぐらいのシケです。ラインがふけてベッタリと錘を置いといても勝手に掛かってくれるような食いではすでにないです。

 序盤は潮止まりに風で下がる程度の潮でしたがアタリは順調にありダブル混じりでパラパラと数連発を断続的に繰り返していました。このシケなのに予想外に良いのでありました。短めのハリスでアタリの感知を優先して掛けにいくほうが有利だと思います。今日はそれなりに今の時期としてはアタリも明確系が多いのですが、船中を見ていると長めのハリスでアタリが竿先に出た段階で合わせても掛りが悪いようでした。こんな時に打つ手としては胴突きも有効だと思います。

 さらに強風時の釣り方の大前提としてとにかく着底したらラインテンションをしっかりかけにいくのが重要です。ラインテンションのキープは凪の時でも同じ基本中の基本なのですが、シケの時とはフケてる(余分にカーブしている海面上と水中の分)度合いが少ないわけです。シケの時は投入時に風と上っ面の潮でラインはトモ側に相当カーブして入っています。凪でも二枚潮の時も同じです。フケたラインを巻いて竿を聞きあげて止めるかゆっくり送って錘が明確に「トン」と着底する感覚になるようにしましょう。落とし込みを2,3回繰り返してでもやるべきです。その明確に「トン」の状態になってから誘いましょう。ラインが止まったから着底しているからOK、あるいは「フワッ」とか「モワッ」との微妙な感じ、人によっては着底がわからないこともあり得ますが、そんなままで誘いに入っても有効な誘いにはならないはずです。水中の糸フケが多少取れるだけ、たとえあたっても掛かる率は低いはずです。それから、船の練りでラインが張って錘が吹き上がった時もすぐにラインを出すのではなく、逆にラインテンションがかかるチャンスですからしばしそのまま止めて待つ、竿先でゆっくり送っていく、ここまでの過程でアタリがでることもありますよ。それでも錘が着底しなければサミングしてラインを出す。そんな感じでやりましょう。

 序盤1時間で23尾だったかな。大シケでこれなら十分です。徐々に下潮が流れてきて周辺を潮回りしながら10:30らいまで順調に釣れました。誘い方としてはトモ流しの抱え込みを利用して定点でシェイクか数回刻むような誘いをして止める。その定点(小さな範囲)の魚を釣るつもりでゆっくり聞きあげていく中で(定点からエサが動き過ぎないように船の動きに合わせて)ハリスを張ってアタリを出すようなイメージでやりました。アタリなかったら大きく聞いて手前の次の定点へ送りこむ。アタリあったら大きく頭上まで乗せていくように合わせて、竿先を下げずに巻き始めます。

 この後は潮が速くなってしまいアタリが激減しました。魚が動き回っていない時期なので潮の速さがある程度の範囲でないとエサを追えないのでしょう。朝の食いならもっとアタリがでてもいいぐらいに思うけど現実はあたりがでません。ここで胴突き仕掛けも試しましたが、アタリを多く出せるようなパターンはなかったです。しばらくはたまにポチっと程度の拾い釣りになってしまいました。潮が落ち着くのを待ちながら我慢ですね。お昼でアバウトに50尾は超えていたと思います。今日はたまたま、「つり情報」のツリタガールHAさんの取材が入っていて、取材協力や写真撮影協力もしながら釣友達とエサの情報交換をしながら和やかムード+耐寒モードの釣りだったかな?私はホットでしたけどね。24.5cm、今日の船中最大も撮ってもらいました。雑誌に載っちゃうかな?(笑)

 12:30ぐらいの流し替えの直前に4連発がきて、誘いにまた反応してきたのでペースアップするかな?ちょうど潮も落ち着いてきたのです。予想は的中して潮回りから順調にアタリがでて断続的にプチ入れ食いで数連発があったり、ダブルがあったり好調でした。風も弱めになってようやく白波も消えてきて、船下中心に速攻でいきました。今日は船長の都合で14:30上がりを了解済みなので1束届くかどうかの攻防戦に突入しました。一人、勝手にテンション上げていきますね。(笑)誘ってアタリをだして掛けて釣る落ちギス釣りは楽しいです。居食いのモタレも聞きあげで感知して聞きあげの延長で巻き合わせで掛けていったりと、これまた楽しい。食いは続いていて良い状況に後ろ髪をひかれつつも予定の14:30に沖上がりとなりました。冷たいけど最後にカウントし直おして107尾でした。シケに耐えたご褒美だね。今日は型も揃って18~20cm主体で20cm以上が多数で最大24.5cmでした。

 沖から暖かい潮がさしこんできた先週末ですが、小柴周辺のシロギス釣り場への影響はなく水温は9℃台で低温安定傾向でした。日々の釣果は船によって釣り手によって大差がでる展開になっています。数をまとめるにはそれなりの対応がきっちりとできないとお魚にやられちゃいます。そういう時期になってきていると実感しました。ちなみに今日の2番手で45尾ぐらいでした。でも、日による食い気のムラは当然ありますが、まだ渋~激渋になっているわけではないことも実感してきました。魚の引きはまだ今の時期としては十分に元気のある強さでしたし、早巻きで目が飛び出る魚もいなかったですから。平均的に一般的に考えたら表面が9℃台で30mの底もおそらく10℃前後で激渋が当たり前のところでこれだけ釣れるということは、魚影は半端なく濃いからそれに比例して元気がまだある魚も多いということだと思っています。攻略できれば非常に楽しめる落ちギスモードでもあるわけです。

 というわけで、今後の落ちギス動向としては、本命は小柴沖で水深30m前後でしばらくは釣れるように思います。2月上旬または延びて中旬ぐらいまでが次の目安かな?ともかくこの水温でウワダナの深場でやらずに30m前後で釣れるのは喜ばしいことです。

 「ちょい釣りイソメ」の茶色はよく釣れましたよ。ほぼ青イソメに負けないぐらいこの日は食ってきました。

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コメント(7) 
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コメント 7

クマドン

時化の中、お疲れ様でした。
今回も時化で嵐を呼ぶ男になってしまいましたね。
強風時の釣りかたは色々参考になりました。
しかし、頭で理解していても、実践して成果を上げるのは
難しいですよね。
シロギスの激渋モードは、いつぐらいから始まるのでしょうか
イシモチが好調に釣れているので、
次回はイシモチ釣りに行こうかと思っております。

by クマドン (2012-01-31 21:55) 

Shirogisu425

クマドンさん

揺れると踏ん張る分だけ余分に疲れますね。基本的にはそんなに嵐は呼ばない男ですけどね。(笑)

そう、あとは通って実践して体で覚えるしかないですよ。どんな釣りでも通い詰めてる人は何かを経験的に持っています。

激渋になるのはいつからと確実には言えません。全体の釣果を見て分析して、現場で体感してくるってことですね。一応の目安はやっぱり水温ですね。

東京湾口海況図でわかりますが、今の9℃台の水温は異例に低いのですよ。通常は1年の最低でも10℃を切らないぐらい~11℃ぐらいあるのですよ。それでも年によっては1月初旬とか中旬で激渋になる年もありますし、2月後半のこともあります。今年の9℃台でこれだけ釣れるケースがでてきたので単に水温だけでなく魚影も関連しているのかなと推測しています。

イシモチはここんところ絶好調のようでうね。小柴のキス場では釣れなくなってきていますから深場に落ちてかたまっているということかもしれませんね。

この数年だと2006年(平成18年)が1月初旬で9℃台になって、中の瀬、小柴は激渋となり、ウワダナ45m前後での釣りになったのです。数的には70,80尾台でダントツぐらいの数でした。
by Shirogisu425 (2012-01-31 23:07) 

Shirogisu425

クマドンさん

訂正します。イシモチは現在猿島の深場ではなく赤灯沖30~40mぐらいで釣れてるようですね。

先日のシロギスで混じらなかったのは事実です。
by Shirogisu425 (2012-02-01 18:30) 

ヒデ

Shirogisuさんお疲れ様でした。
sanspo.comの釣果情報に一人断トツの釣り人、やはりShirogisuさんでした。
31日にシログチ初釣りで小柴丸に出かけました。
当日は嘘のように凪の海で、珍しく57尾を釣りました。
前述の記事を見て注意点はシログチも同じだと思いました。
ラインテンションをキープするこの大切さを実感しました。
シログチはまだ赤灯沖30m~40mをウロウロしています。
時々コツンというシロギスの当たりがありました。


by ヒデ (2012-02-02 19:33) 

Shirogisu425

ヒデさん

1日違いで大シケとベタ凪でしたか。

月曜は釣れたから、いろいろやって楽しんだ印象のほうが強いです。釣り人は釣れればまあおさまりどころはあるのかななぁ。(笑)

シログチ好調で良い釣果でしたね。楽しめましたね。猿島沖の深場にいかなくても釣れるならなお良いですね。
by Shirogisu425 (2012-02-02 23:30) 

へいぞう

遅くなりましたが時化の中お疲れ様でした。
潮の流れ具合で食いが微妙に変わるあたりが魚が落ちモードになっている感じがしますね。
それでもこの水深でこれだけ魚がいるってことは良いことですね。
個人的にはさらにディープ期待なんですが(笑)
by へいぞう (2012-02-03 07:44) 

Shirogisu425

へいぞうさん

シケに慣れた1月だったかなぁ。(笑)
水温が低いからちょっとしたことでご機嫌悪くなるようだね。金曜は渋ってるような感じもあるね。

ディープも固まればちょっとやってみたいなぁ。
by Shirogisu425 (2012-02-03 23:22) 

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