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アタリをとるために竿の安定性を保つ「両手で!」 [釣り雑感]

 現時点の水温は10℃台、この冬の水温は底をうったようで1ケタ台まで下がることはなさそうです。2月の2週目前後から平均的には激渋モードといってよいような感じに見ています。

 激渋だからということではなく私にとっては1年中のことですが、アタリ(特に微妙な違和感やモタレ系~小さく弱い前アタリ系)をとるために必要なのは竿の安定性を保つことだと思います。この点について改めて見直すということで書いておきます。釣りに行けずにYouTubeを見る機会が増え、はたとカワハギの「スナイパー釣法」もそういうことなのだと思ったこともありまして。

 シロギス釣りは超LTなので普通に見かける釣っている時(誘いの時、アタリ待ちの時)の竿の持ち方は片手が多数派でしょうか?竿(リールと一体として)に対して支点が一か所、それでライン調整と回収の時だけリールのハンドルを持つので竿に対して支点が二か所的になる。的としたのはここでは巻いてるだけだからです。

 これに対して私(もちろん私だけではないです)は釣っている時(誘いの時、アタリ待ちの時)に竿を「利き手の右手(ペンシル持ち)で一か所」「左手をリールのハンドルで一か所」の合計二か所で常に持ちながら一体的に操作しています。某動画でもご覧いただけるとおりです。この二か所で竿の安定性を保っていること、さらに言えば右手と左手と竿先(錘とラインの重み)の三点で細長い三角形ができてその竿先を安定させることで「アタリをとる」感度を上げていることが重要だと思っています。安定した竿先の操作によって得られるすべてのアタリ(情報)を体にしみこませていくことで、これまで取れなかった見えなかったアタリが取れるように見えるようになってくることがあると思います。私自身も今までに「えっ!これがこんなのがアタリなんだ。この違和感もか。」そんな経験をしてきています。

 リールのハンドルを持っていることのもう一つのメリットは「巻き合わせ」です。潮と船の相対的な関係でラインが弛みやすい状態などの時には竿の操作で合わせきれない場合(聞き上げきったところでアタリ感知とか)には「巻き合わせ」がすぐにできます。

 最後にざっくりといえば「シロギス釣りはメリハリと繊細さとしなやかさのバランス」というところです。特に渋くなればなるほどです。


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針の種類(形状)と掛かる場所 [道具と仕掛け]

 前回記事から日にちが経っていますが続きということになります。

 アッ!そうだ、シロギスの状況としては1月下旬以降も落ちギスのままで落ちギス度が上がっているのが現在までです。日により時間帯により釣れるチャンスタイムに合わせられるかがポイントです。ある筋からは激渋とかではなく想定範囲内の落ちモードということでしたが、それでもこんなに渋いのかと感じる人もいたり、アタリの数に対して掛かりにくいので燃える人もいたりでしょうね。気になるのはシロギスで出る船が減ってることです。

 本題にもどってD-MAXの記事を読んでいて興味深かったことはT-1の「実釣テスト結果」です。針の形や部分の名称詳細は他に譲るとして私はアバウトな見た目と感覚で書きますが、T-1は軸の直線部分方向に対して針先が開いた(外向き)形状でありSaqSasS加工も加わって「喉奥に掛かってバレが少ない」ということが説明さています。従来品との比較で、①T-1が95尾/従来品67尾、②T-1で95の内訳は喉奥60/クチ35、③従来品で67の内訳は喉奥13/クチ54となっていました。従来品は明らかかに口に掛かりが多くアタリがあっても掛からないことがあるため(完全に吐きだされている)数の差になったとされていました。

 ここから言えることはキスが針(エサ付き)を吸い込むまでは差がなくても針の形状で掛からないことが確実にあるということです。投げ釣りと船釣りのタックルの違いと場所や飛距離、投げ釣り船釣りそれぞれでも釣り方の違いによる様々な要素はあるでしょうが、それらの要素を一定にすることは不可能なのでそれらは無視というかざっくりとしておきましょうね。D-MAXの記事ではシロギスの投げ釣りは向こう合わせの釣りと書かれています。スーパーコンピューター「富岳」ならあらゆるファクターとパターンを組み合わせて完璧にシミュレーションできるのかな?やってくれないかな。(笑)
 掛かる原理としてはざっくり2パターン、「キスが吸い込まれた針に対して違和感を感じて吐きだそうとする動作で喉奥から口先までに針先が当たれば掛かる」または「人間が吸い込まれたアタリ(前アタリや違和感を含むすべてのアタリ)を感じてアワセの動作で掛けようとして喉奥から針が引きずり出される過程で口先までに針先が当たれば掛かる」ということでしょう。ということで針先が開いた(外向き)形状で鋭さを併せ持った針は、「吸い込ませてしまえば」掛かるという点ではチャンスが大幅アップした理にかなった針といえるでしょう。吸い込ませるには小さ目が有利ではあるでしょう。

 現在、私は通常の釣りではがまかつ「競技キスSP」(キススペシャルのナノスムースコートバージョン)一択的ですが、この針は自分的には袖型に近いと思っていて懐が十分にあって軸の直線部分方向に対して針先が平行な形状であり外向きではないですが十分に掛かりが良い針で安心感満点です。2017年にこの針が出る前はキススペシャル一択的だったのですが、キススペシャルが十分に素晴らしいことは2017年以前に自身で数々のスペシャル大記録を叩きだして証明済みということにしておきます。ただ比べると鋭さ刺さりやすさは「競技キスSP」のほうが優るので冬場の落ちギス(まさに今のような時期)では有利でしょう。4年ほど使ってみてやはり喉奥から口内(飲みこみ)に掛かる率が高くなっていると思います。夏場の浅場ではキススペシャルを使うことがあります。夏場なら小さなエサで追わせる釣りで飲みこまれずに掛かる率がもともと高めな傾向にはあるので、相対的にさらに口に掛かる率をあげることにつながっていくかなと思ってのことです。浅く口先に掛かった場合は懐のある針がバレ難いと経験的に思っているので懐が十分に活きることも私の針選びのポイントの一つです。

 口先に掛かった場合のことですが、袖型に対してキツネ型は懐がないような鋭角形状で針先は内向きです。全体が細目形状で吸い込みは良いが思いっきり吸い込まれてエラに掛からないと、「内向きの針先は口内に刺さり難い形状=吐きだされやすい形状」なのではないか?と思っています。投げ釣り系のサイトで口先に掛かり易いとの記述を目にしたこともあります。私はだいぶ昔にキツネ型の針をお試し程度に使ったことはありますが長期にわたって使って経験的にこうだということまでは言えませんので悪しからず。
 口先に掛ける目的でキス針にもごく少ないですがネムリ系の針があります。私は使わず嫌いで一度も使ったことがないです。先にも書いたように吸い込むまでは同じでも吐きだされれば掛からないのですから、針先の向きが内側どころではなくネムリであれば一番針先が口内に刺さり難い形状(目的どおり)なので口先だけ?に掛かるチャンスがあるというように思えて使えないというのが本音です。釣りのスタイルとして数釣りではなく針を外す手間がないことに重点を置くならそれは別の話です。また別の投げ釣り系のサイトでネムリでも飲みこまれて掛かることもあると見たような気がします。エラなら原理的にはそうなるかと思います。

 D-MAXの記事を読んでいて興味深かったもう一点はT-1からその後の開発でT-4まで形状の異なる針がでていたことです。中でも特にT-4は大型を対象に設計されたとのことで調べたところ、T-3までは4~8号サイズまでに対してT-4は7~10号サイズまでありました。普通の釣りではなく大型狙いの釣りで使える針をいろいろ探して試行錯誤が続くわけです。キススペシャルは10号サイズまであって(今もあるのかな?)、2017年に「競技キスSP」(8号まで)が出た時にこれで10号とか大きいサイズまでほしいなという話はあちこちでしたのですが、その点はすでにかなえられていたということになりますね。まだ買ってないですが10号は買ってしまうだろうなぁ。(笑)

 針の種類(形状)についてはこちらのサイトがすごく参考になると思います。現在市販されているキス針を網羅的に種々の計測や検証を行った画像が満載です。
キス専用針を徹底調査「キス針研究所」https://kisubari.com/

 
「追記」 数釣りの観点(私の独断と偏見ですが)で針の種類(形状)と掛かる場所にまつわること。

 このブログですでに書いたりあの動画でも話したり、キスの掛かる率だけで言えば圧倒的に弱いアタリ「この時はキスが吸い込んだ時と思われる違和感やモタレやソフトな前アタリ系まで、穂先にプルプル明確にではないキスは一瞬止まっているか、吸い込んで動きだす前)で合わせるなどの動作で掛けにいく対応をしたほうが圧倒的に掛かります。逆に前アタリ系までが分からずいきなり穂先に明確にプルプルッとかギュンギュンッとかグーンとか強度のあるアタリが出る時は掛かってしまっているか、合わせても掛からないことが多いのが事実です。掛からないのは吐きだすための動きだと思われ、所謂逃げアタリと想像されます。

 私のこれまでの経験的事実①アタリによる掛かる率、②「競技キスSP」にしてから喉奥+口内に掛かる(飲みこまれて掛かる)率が上がったこと、③T-1のレントゲン写真?で喉奥の目の奥(頭の骨の硬い部分)に掛かっているもの、④針による比較データを合わせれば、針の形状(針先が軸と平行~外向き)と鋭さ(刺さりやすさ)が組合わされれば飲まれて掛かることは必然なのでしょう。小さめ(短め)のエサであることで針全体が口内喉奥に吸い込まれていることは前提にはなるでしょうが、飲まれて掛かるほど前アタリ系で対応できていることになるでしょう。私が飲まれるのは悪いことではないって書いたり言ったりしていることです。

 よく言われがちな「飲みこまれずに口先に掛けるのが良いとか上手いとか、合わせが遅いから飲まれるとか」などの類はほんとうに正しいのでしょうか?実際には針の形状と鋭さによる要因が大きく関係しているのではないでしょうか。前アタリ系が分かっても針の形状(針先が内向き系とかネムリ)は口先(最終関門)までに針先が当り難く、逃げアタリは当然感じますが逆噴射で無抵抗にスルッと吐きだされているこがそれなりの率であるのではないでしょうか。一番よろしくないのは前アタリ系からわからず無抵抗スルッと吐きだされる=アタリを感じていないから釣れないということです。隣で釣っていてそんなにアタリあるんですか?状態に陥っていることです。
 「飲まれる率が高いと針を外す時間で手返しが落ちて数が伸びない」これは吸い込んだ状態を最大限感知できてから、そのアタリに対して高確率で掛けてからの話になるでしょう。確かに吸い込んだ状態を最大限感知してその後の対応で口先に掛ける技術を確立できるなら手返しは早くなりますが、かなりの高等技術になるのではないでしょうか?私はそこを目指してはいないということでまずは釣らなきゃ始まらないぐらいに思っています。
 数をこなせば飲まれても素早く外せるようになります。私はオーソドックスな針外しを使っています。「競技キスSP」は鋭く刺さりが良いので喉奥の目の奥(頭の骨の硬い部分)に掛かった場合は巻いてくる過程でガッチリ深く掛かります。ここに掛かるとハリスを引っ張って外すとハリス切れ、針伸びまたは折れ、折れなくても針先劣化はかなりといことになるからです。刺さりが深い分だけキススペシャルより針先は痛むように感じます。それなら針外しを使ったほうが仕掛けのエコだし交換する時間も不要です。夏場の数釣りだと場合によっては1組で束超えとか150ぐらいまでとか、1組で半日続くとかが実際あります。

 このへんで終わりにします。


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