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2017年(平成29年)は「船キス竿とキス針」進化の年 [道具と仕掛け]

 2021年の釣りフェスティバル(かつては「フィッシングショー」)は新型コロナウイルス感染症の拡大によりオンライン開催でしたね。各メーカーさんが新商品を発表してきますが船シロギス関係では何か新しいものがあるのかないのか?よく調べてみないとわからないかなぁ。私が気になるのは竿と針ぐらいしかないのですけどね。(笑)テクニカル系小物釣りでは釣るためにはそこに行きつきますから。

 さて、竿に関しては2017年(平成29年)にダイワ「極鋭KISU 82 H-175 AGS」とシマノ「リアランサー X キス KAKE 170」が発売され、その後はそれぞれのメーカーからそれ以上の性能(独断と偏見による。笑)の竿はでていないようですね。愛用している「極鋭KISU 82 H-175 AGS」にも少し改良の余地はあるとは思っていますが、テクニカル系小物竿は使いこなしてそのポテンシャルを十分に発揮させてなんぼです。驚くことに「極鋭KISU 82 H-175 AGS」は発売後3年ほどで完売していたようで現在は在庫がまったくないそうです。ネットで調べた最高値はなんと128,830円まで高騰していました。そろそろリニューアル進化バージョンに期待したいかなぁ。

 針に関しても同じく2017年にがまかつ「競技キスSP」(キススペシャルのナノスムースコートバージョン)が発売されて以来、こちらはあまり気にしていないとりあえず十分に満足して自分の中では一択的といるというのが事実です。ちょっと気にして調べたら以下のサイト「投魂物語」にダイワ「D-MAX シロギス SSV 投魂 シリーズ」の開発について載っていて、T-1は知っていましたがその後の開発は見逃していて現在のT-3とT-4までラインナップされたのが2017年のようでした。このシリーズの針もSaqSas加工で刺さりは抜群です。シロギスの針は基本的に投げ釣りベースで開発されてきて、平均的に投げ釣り(大型狙い以外の釣りや競技)では船釣りよりも小さい針を使用する傾向であることも見逃しの一因でしょう。

 ということで今更ながらではありますが、2017年(平成29年)は「船キス竿とキス針」進化の年と勝手に位置付けてしまいます。(笑)フッ素系加工のナノスムースコートにしろSaqSasにしろ、その他メーカーも最近はフッ素系加工のキス針をだしていて、それらはデータ上で従来の針に比べて明らかに刺さりやすいです。ただし、刺さりやすさが釣果アップとして実感できているか、数字的に伸びたかは人それぞれです。
https://shirogisu-fune.blog.ss-blog.jp/2017-01-24

「投魂物語」 2017年6月アーカイブ「シロギスから学ぶD-MAXシロギス投魂の進化」
http://daiwa.globeride.jp/column/toukon/2017/06/d-max.html

 上記リンクの開発記事を読んで興味深かった点がいくつかあります。それはまた別記事でアップします。

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2020~2021年落ちギスシーズンはこのままプレ落ちは無しかな? [釣り雑感]

 多くの方々にブログをご覧いただきありがとうございます。日々の閲覧数は1000以上、最高で2000近くになったりしています。想像するに落ちギスの様子が気になっているのではないでしょうか。落ちギスの実釣情報を発信していきたいところですが実は初釣りをして以来、すぐに緊急事態宣言が発令されたことで釣りに行っていませんので悪しからず。

 関東の釣船(船宿毎に定員減、検温、消毒、マスク着用呼びかけなどの対応)でコロナ感染は知る限りではでていないので、船上(屋外)は密ではなくマスクをしての会話は最小限で感染リスクは非常に低い(ただしゼロリスクではない)ということが約1年間のエビデンスとして蓄積されたと言ってもいいのかと思います。だからと言って私が船釣りは安全ですから釣りに行きましょうと言えるわけではないですし、ご存じの方はご存じのとおり私の本業の関係で今のコロナ包囲網的状況下で限りなく低いがゼロリスクではないことを考慮したら釣りは自粛とせざるを得ないのです。
 「車で行き返りの立ち寄りなし(休憩や食事など)、マスク+消毒の徹底、船上ではソーシャルディスタンス(キス竿ディスタンス)と最小限の飲食と会話」ならば船釣りは1000%安全と誰か言ってくれないかな。(爆)2月7日に宣言解除されることを願っています。

 ということで船宿の釣果情報とコメント及び信頼できる現場の生情報に私のこれまでの経験を加えると高精度に状況は把握できます。今期(前年初冬~現在)の落ちギス状況をどう判断しているか書いてみます。
 
 まずは私が釣ったとして今どのぐらいの数を見込んでいるのかから、ズバリ1束前後(1本竿で1束攻防戦)です。場所としては年末から木更津沖周辺、中ノ瀬周辺(瀬の上と中ノ瀬航路を渡った富津側)です。実際の釣果を見れば先週末までの3週で上位の釣果は80~1束程度と落ち込みはないです。2本竿の釣果が大幅に伸びるような状況でもなく1本でも2本でも竿数に応じた釣りができていれば大差はないと思っています。これは年末から同じことです。船によって(釣り手)によって竿頭釣果で30~100までのような大差がつくことも変わっていません。これは経験と攻略度の違いがもろに出ている「落ちギスモード」主体だからです。

 つぎに今の落ちギスのモードをどれぐらいで想定しているかですが、落ちギスをザックリと易しいほうから3段階「プレ落ちモード」、「落ちギスモード」、「激渋モード」にわけて考えます。

「プレ落ちモード」とは仲間内での造語です。本格的な落ちギスモードの前だからプレ、越冬準備の荒食いなのでプレです。早い年では晩秋11月の中旬以降、近年は遅い傾向で12月下旬から1月初めに20m前後~25mぐらいの水深に魚が集結し魚影が濃くなり食い気が上がって数釣りモード(目安としてトップは2束の釣果)になることです。昨シーズンは1月に入っていきなりスイッチが入り始め、船団で流していれば2束アップの船多数でした。魚影が濃いと競ってエサを食うためかそこそこに高活性で竿先に明確系の分かり易いアタリがでる確率が高いです。プレ落ちの始まりなら天秤仕掛けでも十分に勝負になりますし、むしろ胴突きより一荷率は高いでしょう。水温低下に伴いアタリの強度が弱くなっていくにしたがって(居食いでアタリをださないことも)胴突き仕掛けが有利になりますが数は釣れます。

 今シーズンは年末からすでに居食い度が高めで胴突き有利であり、魚の密度もそれほどあがらず数も伸びてこないまま推移しています。年によってはトップで2束の釣果にならない魚影のこともありますが、スイッチが入った食い方への変化は確実にあります。この様子だと今シーズンはこのままプレ落ちは無しかな?

「落ちギスモード」今はまさにこれです。例年なら「プレ落ちモード」が終わってから本格的な「落ちギスモード」になるのですが。所謂「渋楽しい」~「難面白い」釣りで、ほとんど居食いの魚が多い中でいかにアタリを出すか、いかにアタリを感知できるか、いかに掛ける率をあげるかテクニカル要素いっぱいの釣りです。ただし、居食い度は高くてもエサを追わないだけで、目の前のエサには口を使ってくるそれなりの食い気はあるので黄金パターンにハマればお一人様入れ食い状態なんてこともありえます。釣り方次第で攻略する余地のある食いということです。ただしそれが長時間続くことは少ないので所謂時合的なものや潮の変化などのきっかけ、ちょっとした要因をとらえて連発モードに増幅させて、短時間でもメリハリのある速攻(例えば20分で15尾とか)で稼げたりします。

「激渋モード」水温が落ちきった2月中旬~3月ぐらいに「落ちギスモード」から難攻不落な極低活性に一時期なります。端的に言えば居食い度全開、吸い込み極弱、巻き上げ中にほぼ引かない、掛けるタイミングがバラバラでバレが多発するような状況です。低活性の指標は魚が水圧変化に耐えきれず目が飛び出し気味になることです。近年は「激渋モード」の期間は比較的短い傾向ですが。

 そして通常だとこの後に春の潮への切り替わりでターンオーバーが起こって不安定な状況になっていきます。

 ではなぜ、今シーズンは「プレ落ちモード」にならないのか?単なる仮説の域は出ませんが、11月にフォールターンオーバーというこれまでに経験のないことががあったことをすでに書きましたがそれが影響した可能性はあります。
https://shirogisu-fune.blog.ss-blog.jp/2020-11-29

 10月までの釣れ方からして前シーズン並みに十分に魚はいました。釣果も十分にでていたので今年は久々に早めの「プレ落ちモード」になるのではないかと期待していたぐらいでした。そこへターンオーバーが数週間続きました。その時の釣れ方と場所の推移を考えるとおかしな魚の動きがあり魚が散らばってしまったのかな?ターンオーバー中の11月中旬から、ターンオーバーがおさまった後の12月中旬ぐらいまで、木更津沖のある範囲から下手方面のそれまで好調に釣れていた場所から魚が一気に動きました。あんなにいたのにもぬけの殻みたいに型見るのがやっとな場所ばかり。私はその期間は巡り合わせで下手展開で探して釣っていたので、アレっ!この激変ぶりは何?と感じていました。その一方で木更津沖でも東上手展開していた船は釣果上昇で2束前後まででていました。そこは下手展開していれば見えないぐらいの離れた場所の平場16、17mでした。ターンオーバーで木更津沖のある範囲からそちらへ動いたのか、はたまた浅場の魚が押しだされてその周辺に集結気味だったのか、相乗効果か?とにかくそこは釣れていたのです。でもそこは場所的に水深的にプレ落ちではなくむしろ落ちに向かう一時的な滞在かな、結果的にはそこからも動きました。水温の下がり方が遅かったとはいえ近年このように遅い年もけっこうあります。前シースンもそうででしたが、その後にプレ落ちで居心地よく固まることが今シーズンはないのです。魚の気持ちは魚に聞かないとわかりませんが。(笑)

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2021 0103/葛西橋・荒川屋釣船店/シロギス105尾(1本竿) [シロギス釣行記]

2021年1月3日(日):葛西橋・荒川屋釣船店
中潮:満潮8:06→干潮13:34、潮色:薄濁り、水温13.0℃
天候:晴れ、風:北東5~2m
釣座:左ミヨシ、乗船者:10人
釣果:シロギス13~22cm、105尾(1本竿)

 2021年、今年もよろしくお願いします。

 初釣りは木更津沖で105尾の束釣りでスタートをきりました。朝一は探索気味に開始し中盤でまた探索を入れてラストの猛チャージが効いて束クリアとなりました。渋そうな前日情報なので1本竿の胴突き2本鈎でやりきりました。探索したおかげで現在の釣り場の範囲が把握できたのですが、相変わらず釣り場の範囲は木更津沖周辺と中ノ瀬周辺でもかなり広く、プレ落ち、落ちギスはまだ固まらずの感じで状況推移しています。この日の各船のトップ釣果は30台~1束とかなりバラツキがありました。場所的にある程度広めでもほぼ同じ水深範囲の同じような場所のプチ船団の隣にいた船でも大差となっています。それは食い的に落ちギス居食いモードの渋い食いであるため、攻略度の差がもろに表れているということです。「週末東京湾勝手にシロギスバトル」は105尾、100尾、95尾、93尾と続き僅差ながら湾トップでした。

 
 現場到着が一番早いのでまずは探索気味に開始となりました。私が最近の木更津沖の本命場所と想定している場所よりやや下手から2か所を短時間の様子見でしたが、食いが浅い感じでアタリを感知してもバレがありながら型程度でした。気配としてはあまりよくなかったということです。

 本命場所の3か所目(あとからこの周辺にプチ船団ができた場所)で仕切り直すといきなりダブルで釣れました。その後は単発ですが遠投から1サイクルをじっくりめに探ってくるとまずまずのペースでアタリがあり(正確にはほぼ居食いで竿先に出るようなアタリは少ない)時速20尾凸凹でした。投入して着底したらゼロテンション止め待ちでアタリ感知、アタリが出ない場合はゆっくり聞き上げ(40、50cmは居食い感知のためにゆっくりと全集中で)、その後は連続的でも場所ズラシの目的で大きく速くても可、さらに再着底の底付近ではアタリ感知に集中してゼロテンション止め待ち、こんな感じの基本といえば基本の釣り方で順調でした。じっくり流し気味なのでアタリが遠くなったら、シェイクや錘がトントンするぐらいのメリハリのある誘い、あるいはマイナステンションにして錘は動かさずにラインを振幅するなどの誘いを入れつつやりました。

 周辺を流しかえていましたが10:30ぐらいからアタリの間が空くようになりました。下潮のトモ流しでこの時間帯で潮がやや速めとなり払い出しに対して止まってる魚がついてこれないかな?ここまでの聞き幅だとどうもアタリがでてもカウンター的になって掛けバレする傾向となりました。そこで聞き幅を20cm程度持ち上げるぐらいに調整してみると、カウンターが減ってアタリ感知からの掛かりも良くなりました。ただペースはダウンしてどうにかしのぐぐらいで11時過ぎに61尾、このへんで船中ではかなり沈滞モードだったようです。

 ということで、再びやや下手方面へ探索となりました。1、2か所目は浅目を探ってシロギスどころか魚の気配が全くなしでした。3か所目は場所的に釣れてもおかしくないなと思っていると1投目から釣れましたが、魚の密度はいまいちで散発で2尾追加して粘るほどではないといったところでした。

 お昼頃に4カ所目でここは年末27日に釣れた周辺でした。ここでの1投目でいきなり着底でアタリでてダブルでした。その後もイシモチとアジ混じりながらシロギスのアタリが多く、投入着底の位置で即アタリが比較的多めでしかも竿先にアタリをだすような活性がありプチ連発度もあり、おっと突然にプレ落ち気味にちょっといいかも。流しかえた2流し目は何とイシモチが投入のたびにアタリをだしで邪魔でした。掛からないアタリも多くそれでもエサが食いちぎられてシロギスのアタリにならないから回収せざるを得ない、こんな今日一番のチャンスゾーンなのにこの流しは外道が多くてシロギスポチポチとはねぇ。筋かえで3流し目はまた1投目からダブル、シロギスと外道のアタリは半々ぐらいでした。最後の4流しめが外道が少なくいきなり猛チャージでした。1投目から単発ですが遠投パターンからの8連発、潮ケツ払い出しを止めているだけでアタリがでることが多く、外道対策で上には聞かず小さく錘をずらす程度の聞きが誘いとなり魚の食いなりで釣れる。となれば速攻でバンバンいけます。30分弱で17尾追加で1束クリアしたのが終了間際、さらにダブルもありサクッと5尾追加で終了となりました。潮の淀み間際の時合という感じがありましたが良い場所に入れていたということです。

 プチ船団の場所も終盤に盛り上がりがあったようなので、探索せずにそこで粘っても1束はあっただろうと思いますが結果オーライでした。中盤まで渋楽しく終盤は活性を感じながらの1束攻防戦でよろしいのではないでしょうか。

   
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